【中学受験2026】学習塾が勧める「グローバル教育に力を入れている中高一貫校」ランキング | NewsCafe

【中学受験2026】学習塾が勧める「グローバル教育に力を入れている中高一貫校」ランキング

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学習塾が勧める中高一貫校ランキング2025「グローバル教育に力を入れている中高一貫校」トップ10
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 大学通信は2025年12月4日、学習塾が勧める中高一貫校ランキング2025「グローバル教育に力を入れている中高一貫校」を発表した。3位は八雲学園(東京・共学)、4位は昌平(埼玉・共学)と郁文館(東京・共学)がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 学習塾が勧める中高一貫校ランキングは、大学通信が首都圏の学習塾にアンケートを実施し、312学習塾の塾長、教室長から得た回答を、項目別に集計したもの。各回答者に推奨する学校を5校まであげてもらい、1番目を5ポイント、2番目を4ポイントとポイント化して合算。その得点により順位付けしている。

 グローバル教育に力を入れている中高一貫校では、3位に「八雲学園(東京・共学)」、4位に「昌平(埼玉・共学)」と「郁文館(東京・共学)」、6位に「芝浦工業大柏(千葉・共学)」、7位に「渋谷教育学園幕張(千葉・共学)」と「開智日本橋学園(東京・共学)」、9位に「サレジアン国際学園(東京・共学)」と「芝国際(東京・共学)」が入った。上位20位までみても、すべて私立の共学校が占めている。

 3位の八雲学園は、前年2位から1ランク後退したものの、実践的な英語教育を軸とした取組みが高く評価されている。1938年創立の共学校で、「進路指導」「英語教育」「チューター方式」「文化体験」を柱に特色ある教育を展開。英語の授業時間を多く確保し、レシテーションや英語劇などの行事を通じて“使える英語”を養う。1年次からネイティブ教員のみが担当する授業を週4時間設けるなど、徹底した英語指導が特徴だ。高校では海外協定大学推薦制度(UPAA)を導入し、シドニー大学など海外大への進学実績も伸ばしている。

 前年に続き、4位を維持した昌平は、IB(国際バカロレア)ワールドスクールとして、国際基準の学びを提供している。全教員が連携して取り組む英語教育計画「パワー・イングリッシュ・プロジェクト」により、高度な英語力と国際感覚を養成。「英語は大学合格のためだけでなく、世界へ羽ばたくために必要な力である」という理念のもと、授業外の学習環境も整えている。日本語禁止の「インターナショナル・アリーナ」では、休み時間や放課後にも生徒が英語で交流し、自然に語学力を磨くことができる。また、オーストラリアの2校と姉妹校提携を結び、夏休みにはホームステイをしながら現地授業に参加する2週間の短期研修を実施。学校全体で国際教育を支える体制が整っている点が特徴だ。

 同じく4位に入った郁文館は、前年トップ10圏外からの急浮上となった。同校は、1889年創立の共学校で、生徒の「好き」や「夢」から進路を逆算する独自の教育方針を掲げ、「25歳で人生の主人公として輝く人材」の育成を目指している。中学では、全員が6週間のニュージーランド留学を経験する「グローバルリーダー特進クラス」を設置。習熟度別授業に加え、オンライン英会話「席上留学」など英語学習環境も充実している。また「郁文館グローバル高等学校」では、世界大学ランキング上位校への合格者を多数出すなど、海外進学にも力を入れている。

 大学通信のWebサイトではこのほか、ランキング1位・2位の学校などについても紹介し、各校の学びの特色を分析している。ランキングは1位から26位まで、計30校を一覧で掲載している。

学習塾が勧めるランキング2025…グローバル教育に力を入れている中高一貫校
《川端珠紀》

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