【漢検】試験日程・会場・検定料まとめ…2026年度から価格改定 | NewsCafe

【漢検】試験日程・会場・検定料まとめ…2026年度から価格改定

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【漢検】試験日程・会場・検定料まとめ
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 年間の志願者数137万人(2024年度)にのぼる日本漢字能力検定(漢検)は、高校・高等専門学校の51.6%、大学・短大の65.1%で入試時に漢検を評価している。漢検に合格するには、漢字の読み書き能力に加え、言葉を理解する力、文章や会話に必要な語彙力、論理的思考の土台となる語彙力などが求められ、漢検合格は、これらの力を備えているという証明にもなる。

 漢検には、「公開会場等にて紙で受検(以下、紙受検)」「テストセンターにてコンピュータで受検(以下、CBT受検)」「自宅等にてタブレット端末で受検(以下、漢検オンライン)」の3タイプの受検方法がある。個人受検では「紙受検」「CBT受検」「漢検オンライン」、団体受検では「紙受検」「漢検オンライン」を受け付けている。団体受検はおもに通っている学校・塾での受検が想定されているが、住まいの近くに公開会場がない場合や公開会場の検定日程では都合があわない人のために、一般受検者の受け入れに協力している準会場(以下、地域開放型準会場)も設定されている。

 この記事では、それぞれの受検方法や、2026年度の試験日程、検定料金をまとめて紹介する。

<目次>
・実施級と受検対象
・実施エリアと実施日
・実施方法
・検定料
・申込方法
実施級と受検対象
 「紙受検」は1級~10級、「CBT受検」は2級~7級、「漢検オンライン」は2級~10級に対応。目安として10級は小学校1年生修了程度、9級、8級と級が進むごとに難易度があがっていき、3級が中学校卒業程度、準2級が高校在学程度、2級が高校卒業・大学・一般程度となっている。

 各級では年齢などを問わず、誰でも受検することができる。また、資格のレベルや認定について、「紙受検」「CBT受検」「漢検オンライン」いずれの検定でも変わらない。

実施エリアと実施日
 公開会場の「紙受検」は、全国47都道府県の会場で年3回実施。2026年度は第1回が6月21日、第2回が10月18日、第3回が2027年2月14日に設定されている。

 「CBT受検」は全国47都道府県に設置された200か所以上のCBT会場にて随時実施(日程は会場によって異なる)。「漢検オンライン」はタブレット端末を使用し、自宅等で毎週日曜日(除外日あり)に受検ができる。「CBT受検」「漢検オンライン」や、準会場での実施日程については、漢検のWebサイトから調べることができる。

実施方法
 「紙受検」では、鉛筆またはシャープペンシルを用いて筆記で受検する。「CBT受検」では、システムを導入している近くの検定会場にて、コンピュータを使用して実施。「漢検オンライン」は、おもに自宅等で自身のタブレット端末で検定を行う。開始時刻の45分前に本人・周辺環境の確認を行い、確認ができない場合は受検不可となるので注意すること。

検定料
 2026年度(受検日2026年4月1日以降)から、検定料(税込)が改定となる。公開会場の「紙受検」では、10級~8級が3,200円、7級~5級が3,700円、4級~準2級が4,200円、2級5,200円、準1級6,200円、1級6,700円。「CBT受検」は7級~5級が3,200円、4級~準2級3,800円、2級4,800円。「漢検オンライン」が10級~8級2,700円、7級~5級3,200円、4級~準2級3,800円、2級4,800円。

 準会場で実施する「紙受検」は、10級~8級が2,200円、7級~5級が2,700円、4級~準2級3,200円、2級4,200円。「漢検オンライン」が10級~8級1,700円、7級~5級2,200円、4級~準2級2,800円、2級3,800円。

申込方法
 個人受検として「紙受検」「CBT受検」「漢検オンライン」のいずれかを申し込むか、通っている学校や塾などで団体受検で申し込む方法がある。また、住まいの近くに公開会場がない場合や公開会場の検定日程では都合があわない人は、個人として一般受検者の申込みを受け入れている地域開放型準会場を選択して申し込むこともできる。

 「CBT受検」「漢検オンライン受検」といった機会の拡大や利便性の向上により、漢検は今後さらに利用が進むことが見込まれる。従来型の漢検とあわせて、自分のスケジュールや目標にあわせた受検計画を立てたい。
《木村 薫》

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