東京都教育委員会は2025年10月23日、2026年度(令和8年度)東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員について公表した。都立高校の全日制課程の募集人員は、前年度より75人減の4万240人。学級増は3校6学級、学級減は4校8学級。全体で前年度より2学級減となる。 2026年度都立高校の募集人員は、全日制課程167校1,029学級で4万240人。2026年度より、全日制課程の一部の高校で実施してきた分割募集は廃止する。学校の改編にともなう募集学級の増減では、生徒の多様性に幅広く対応できる学校として、深沢高校を柔軟できめ細かな教育課程や教育相談体制の充実を図る新たなタイプの高校へ改編。それにともない、普通科(学年制)5学級から普通科(単位制)4学級へと改編し、1学級減となる。 そのほか、学級増となるのは三田、石神井の2校で、各校1学級、計2学級増。学級減となるのは、竹早、広尾、総合工科の3校で、計3学級減となる。全体では、前年度より2学級の減となる。 全日制課程のうち、普通科の募集人員は、一般募集3万516人、転勤者枠150人、転学者枠223人、9月入学21人の計3万910人(推薦入学対象6,158人含む)。一般募集人員には、インフルエンザ等罹患者、海外帰国生徒・引揚生徒および在京外国人生徒に係る募集人員、国際バカロレアコース特別枠も含まれている。 なお、国際高校国際バカロレアコース入学者選抜については、現在、4月入学生徒と9月入学生徒の選抜を実施しているが、2027年度(令和9年度)入学者選抜から4月入学生徒の選抜に一本化し、9月入学生徒の選抜は実施しない予定としている。 東京都教育委員会のWebサイトでは、全日制課程のほか定時制課程・通信制課程、都立中学校および都立中等教育学校の募集人員も公表されている。中学校および中等教育学校第一学年の募集人員については、子供ひとりひとりの状況に応じたきめ細かな教育を実施するため、段階的に減らしていく方針を示している。 2025年度東京都立高等学校入学者選抜のおもな日程は、推薦に基づく選抜が2026年1月9日~16日に願書受付、1月26日・27日に検査実施、2月2日に合格発表。学力検査に基づく選抜は、第一次募集が1月30日~2月5日に願書受付、2月21日に検査実施、3月2日に合格発表。第二次募集(インフルエンザ等追検査)は3月5日に願書受付、3月10日に検査実施、3月13日に合格発表を行う。