子育てで多い夫婦の揉めごと「しつけ・生活習慣」3組に1組 | NewsCafe

子育てで多い夫婦の揉めごと「しつけ・生活習慣」3組に1組

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子育てで多い揉めごとに関するアンケート
  • 子育てで多い揉めごとに関するアンケート
  • 子育てについて、夫婦で揉めたことがあるか
  • 子育てについて揉めた理由
  • 子育てについて夫婦で揉めないように工夫していることはあるか
 子育て中の夫婦の36.2%が子育てに関して揉めた経験があるということが2025年9月24日、平石クリニックとNEXERの共同調査で明らかになった。およそ3組に1組の夫婦が、子育てを巡って対立を経験している。

 子育てで多い揉めごとに関するアンケート調査は、平石クリニックとNEXERが共同実施したもの。9月5日から16日にかけて、全国の子供を持つ男女500人を対象に、子育てに関する夫婦の意見相違についてアンケートを行った。

 子育てについて夫婦で揉めたことがあると回答したのは、全体の36.2%。半数以上は「揉めたことがない」と回答しており、子育てに関して夫婦間の意見が一致している家庭の方が多いことがわかる。

 夫婦で揉めた原因については、「しつけや生活習慣」が56.9%ともっとも多く、ついで「教育方針」48.6%、「子供への接し方」43.1%があげられた。子供の人格形成に関わるデリケートな問題に集中している傾向がみられ、夫婦の育った環境や価値観の違いが要因となり、意見の食い違いが生じやすいことがうかがえる。

 一方で、育児の役割分担や金銭的な問題で揉める夫婦は約2割にとどまり、精神的な価値観の相違が対立を招きやすいことが明らかになった。1位の「しつけ・生活習慣」については、子供に対する怒り方や、スマホの使い方といった具体的な意見があげられた。

 子育てで揉めない工夫をしているかとの質問には、27%の夫婦が「している」と回答。お互いに譲歩できるところを話しあい、方針を揃える努力をする、不満や不安はため込まずに伝える、役割分担を明確にする、といった協力体制を敷く意見が見られた一方、子育てには口出ししない、妻の言うことにできるだけ従う、といった男性からの意見もみられた。

 NEXERは、今回の調査結果を踏まえて、夫婦間のコミュニケーションと役割分担が子育てにおける対立を避ける有効な手段であると分析。日頃からの話しあいが、円満な家庭生活を支える鍵となることがうかがえる。
《吹野准》

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