生命科学×データの最先端を学ぶ、北里大「博士後期課程」開設 | NewsCafe

生命科学×データの最先端を学ぶ、北里大「博士後期課程」開設

子育て・教育 リセマム/教育・受験/大学生
北里大学未来工学部 校舎外観
 北里大学は、2026年4月開設予定の「生命データサイエンス専攻 博士後期課程」が文部科学大臣から2025年8月29日に認可された。同課程は、2023年4月に開設した未来工学部データサイエンス学科を基盤にしている。

 博士後期課程の設置により、修士課程までの学びをさらに深化させ、シームレスな学術の成長を促進することを目指す。これにより、先端的な知識と技術に触れる機会が学部段階から増え、学生が主体的に研究活動に参加、継続できる環境整備も進む。

 北里柴三郎博士は、110年前の北里研究所開所式において、人類の福利増進のために多様な研究分野を総合する重要性を訴えた。未来工学研究科は、その精神を引き継ぎ「生命科学×データサイエンス」の融合領域における教育・研究拠点として、過去から現在に到る多様なデータを解析・活用することで、現在の課題の解決に加え、将来顕在化する可能性のある課題の抽出に取り組める、高度な専門性を備えたデータサイエンティストの養成を推進していく。

 「生命データサイエンス専攻」では、生命や物理情報のデザイン、生命情報の適用と可視化、人工知能の革新的応用、大規模データモデリングといった研究分野に焦点をあてる。

 同博士後期課程は、定員5名で修業年限は3年。学位として博士(工学)が授与される。
《吹野准》

特集

page top