東大生が「万博」に行った感想は。あなたは気づいた?「日本と外国のパビリオンの違い」その分析が秀逸すぎた | NewsCafe

東大生が「万博」に行った感想は。あなたは気づいた?「日本と外国のパビリオンの違い」その分析が秀逸すぎた

お金 OTONA_SALONE/MONEY
東大生が「万博」に行った感想は。あなたは気づいた?「日本と外国のパビリオンの違い」その分析が秀逸すぎた

東京大学経済学部金融学科3年、さんきゅう倉田です。芸人をしています。5年前、相方と解散して、ひとりでネタをやるか、東大受験をするか0.5秒だけ迷って東大受験をすることにしました。

10代を振り返ると、中学は地元の公立、高校は推薦、大学は内部進学だったので受験をしたことがありません。東京国税局を辞めて芸人になり、租税や金融について勉強するようになって、税務調査や投資についての執筆・講演をするようになったけれど、自分の学力がどのくらいなのかは分からない。もしかしたらとても頭がいいかもしれないし、吹けば飛ぶような存在かもしれない。

東大受験によってその力を試すことにしました。

「他の大学じゃダメなんですか」「大学院でもよかったんじゃないですか」といった意見をもらうことがありますが、それでは目的を充足できません。東大受験が最も面白く、東大合格が最も甘美であると信じています。

▶東大生は無料で万博に!?

約10万円の援助!?東大のプログラムで、2泊3日の万博旅行へ

東大にはさまざまなプログラムが存在することを以前から紹介している。リーマンショックの前にはアメリカの証券会社による寄付講座があって、提出物が評価されるとニューヨークに行くことができたし、春休みに行われる生成AIを使ったコンペで優勝するとカリフォルニアに行ける。

ぼくは高校を卒業してすぐに日本大学に入ったが、そのような企業の支援は存在しなかった。そういう点で東大生は学びと褒賞に恵まれている。受験して良かったと思える。

そのようなプログラムには、当然ぼくも参加していて、先日は万博に行かせてもらった。名称は伏せるが、成人なら誰もが知っている有名かつ就活偏差値で上位10社に入るような企業の寄付講座で、2泊3日だった。

おそらく一人当たり10万円くらいの援助を受けていて、前期の学費が26万円だったので、学費の一部を取り返したような錯覚に陥る。

ここでは一緒に参加した素敵な学生を紹介したい。

▶万博で東大生が一様に持った感想とは

ほとんどの東大生が思った。「日本のパビリオンと外国のパビリオンって…」

万博は外国のパビリオンと日本のパビリオンでその趣が全く異なる。誤解を恐れずに言えば、日本の方は気合が入っていて、外国の方は手抜きである。一緒に参加したほとんどの東大生がそのような印象を持った。

日本館ではその内容、見せ方、展示の量、すべてに満足したし、オリジナルのお土産も洗練されていて、ぼくは3万円ほど購入した。

友人たちが入場したガンダムやブルーオーシャンドーム、ヘルスケアパビリオンも評判が良かった一方で、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンが合同で出展するノルディック館やサウジアラビア館、チリ館などには心を動かされず、日本のパビリオンと比較せざるを得なかった。

なぜそのような違いが現れるのだろうか。

万博の後の振り返りの時間で、友人が言った(寄付講座なので、情報や気づきの共有、交流会がある)。

日本のパビリオンは未来を見据えて、人々の行動変容を促すような内容にし、全身で体感でき、強く記憶に残るように設計されていました。しかし、海外のパビリオンでは、まずは自分の国について知ってもらうことが重要です。わざわざ日本の未来を考えて日本人の行動変容を促そうとはしません。大きなモニターを用意してそこで自国の情報を流し、知ってもらう。これが目的になります。だから日本と外国の目的の差が展示に現れていたと感じています」

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《OTONA SALONE》

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