第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門に正式出品されている本作。
殺人事件の容疑者となった主人公・上条桂介(坂口)は、天才棋士として輝かしい活躍をみせていたが、実は幼い頃から酒とギャンブルに溺れる父・上条庸一(音尾琢真)と極貧生活を送る壮絶な過去を歩んできた。


そして、ポスターには「This encounter will change your destiny.(この出会いが運命を変える)」というコピーが描かれ、賭け将棋の真剣師・東明重慶との出会いが桂介の人生にかつてない情熱、そして深い絶望をもたらすことに。
やっとの思いで幸せを掴んだかと思いきや、思わぬ出来事が起こり人生を踏み躙られる…。
監督&脚本を務めた熊澤監督は、桂介が様々な人との出会いを通して経験する“光と闇”を本作で描きたかったという。光があるからこそ闇が深くなっていく――。

次々と降りかかる絶望が自分の人生をどん底に突き落とそうとも、運命に抗い“生き切る”ことを貫く桂介の姿は観客の心を激しく揺さぶることになるだろう。
本作は韓国での劇場公開が決定(公開時期は未定)。それに先駆け、9月18日(木)には第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門の上映作品としてワールドプレミア。
世界から注目されるアジア最大級の国際映画祭で坂口、渡辺、熊澤監督は作品の魅力をどう語ってくれるのか、注目だ。
『盤上の向日葵』は10月31日(金)より全国にて公開。