本作は、会社をクビになったサラリーマンが、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救うという? かもしれない、ジャパニーズ・ヒーロードラマ。
大泉演じる主人公の文太は、会社をクビになったどん底サラリーマン。妻と離婚し、財産分与と慰謝料で貯金は底をつき、ネットカフェを泊まり歩く日々。そんなある日、文太はとある会社の最終面接に合格、社長から思わぬ言葉をかけられる。
「君には今日から、ちょっとだけエスパーになって、世界を救ってもらいます」。
用意された社宅に向かうと「おかえり」と見知らぬ女性が出迎える。どうやら“見知らぬ妻”と”夫婦“として暮らさなければならないらしい。妻はなぜだか、文太を自分の夫だと思い込んでいる。
“ちょっとだけエスパー”になった文太に与えられた仕事は《世界を救う》こと――。しかも、“人を愛してはならない”という、実に不条理で不可解なルールがある。
これは“ちょっとだけエスパー”になった男が織りなす、SFラブロマンス。愛とは、仲間とは、世界を救うとは…?
主人公を演じる大泉は、テレビ朝日の連続ドラマ初主演。脚本を手掛けるのは、大泉が「野木さんが書かれてきている作品も素晴らしいものばかりなので、楽しみでしかなかった」と語るヒットメーカー・野木。
ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」「スロウトレイン」をはじめ、映画『ラストマイル』など、緻密な構成と予測不能な展開、エンターテインメントを通して社会問題に斬り込む作品で、ドラマや映画のファンから絶大な支持を得ている野木が、テレビ朝日の連続ドラマで初めて脚本を手掛ける。
“ちょっとだけエスパー”の能力とは…!?

また、文太を演じるにあたり、「文太さんには周りに流されていってしまうところや、人に強く言えないところがあるんですが、僕も意外とそういうタイプ」と、共通点を明かした。
なお、今後、≪ちょっとだけエスパーの仲間たち≫が続々解禁予定。
大泉は「まだ言えないんですが、出演する役者の皆さんがとても魅力的で豪華な方ばかりなんです。野木さんの脚本の中で、その方たちとのお芝居がどうなっていくのかが一番楽しみです」と明かす。
「仲間になるエスパーの中には、結構ダメなのもいます(笑)。そういう笑える部分もあるんですが、物語の縦軸はわりと複雑なので、視聴者の皆さんにはじっくり楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせた。
そして、「これから、ちょっとだけ能力を持った仲間がたくさん出てきます。そんな人たちが、じわじわと世界を救い始めます。すごい展開になっていくので、皆さんにとっても楽しい3カ月になると思います。来週はどうなるんだろうと予測しながら楽しんでいただければ…ひょっとしたら皆さんにも“ちょっとだけエスパー”の力が生まれるかもしれませんよ」と、本作の魅力を語った。
★次に解禁されるキャスト――大泉洋の“ちょっとだけ”ヒント
「実は過去に共演したことがあります。その方の兄役を演じました。あとあまり民放の連ドラのイメージがない方なので、とても新鮮だと思います。もちろん人気もありますし、皆さんが大好きな方じゃないでしょうか。僕もご一緒するのは久しぶりなので、すごく楽しみです」。
野木亜紀子、大泉洋と3度目のタッグ

「SFやファンタジーが好きです。超能力ブームの時代に育ち『童夢』『AKIRA』『里見八犬伝』『テラ戦士・BOY』『帝都物語』といった作品群に夢中だった子供時代。脚本家になってからは『いつかSFを作る』と言い続け、ようやくこうして始まります」と念願の企画だった様子。
「SFといっても本作は “少し不思議”(*)のSFで、派手な能力は出てきません。雇われエスパーの文太たちは、ちょっとだけの能力で、ちょっとしたミッションを繰り返す。小さな一匹の蜂は、未来を変えることができるのか? 世界からこぼれ落ちた彼らの、悲喜こもごもの物語。毎週火曜よる9時より、ちょっとだけお付き合いください」と期待を込めてコメントした。
*藤子・F・不二雄先生の言葉
「ちょっとだけエスパー」は10月、毎週火曜21時~テレビ朝日系24局にて放送開始。