「みんなの声をもっと身近に」をビジョンに掲げるマーケティングアプリケーションズは、グループ会社のWOW WORLDとニューストリームと共同で、関東の私立大学7校の卒業生700名を対象に「大学ブランド力に関するNPS調査」を実施し、レポートを公開した。 この調査は、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の卒業生を対象に、2025年5月14日から5月25日までの12日間にわたり、インターネットアンケート形式で行われた。調査の目的は、卒業生の視点から各大学の魅力や改善課題を可視化し、大学経営の意思決定に役立てることにある。 調査の結果、早稲田大学が7大学の中でもっとも高いNPSスコアを獲得した。特に学習・教育分野での満足度が高く、重点維持項目が集中していることが強みとして示された。一方で、メンタルヘルスや学生生活全般の相談体制については、7大学ともスコアが低いことが明らかになった。 ほかの大学では、中立者や批判者の割合が高く、推奨度を下げる要因となっている。中立者を推奨者に引き上げる施策や、批判者を減らすための改善策が各大学で求められている。 マーケティングアプリケーションズは、この調査を通じて得られた分析手法と示唆をもとに、大学向けブランド評価支援サービス「大学“CX Score”」の提供を開始する。このサービスは、大学におけるブランド強化、卒業生ロイヤルティ把握、広報戦略の見直し、寄附促進、学生支援体制の改善といった複数の分野で活用可能である。 「大学“CX Score”」は、ブランド力調査(NPS指標)と大学エンゲージメント調査で構成され、ブランド認知度の相対評価やポートフォリオ分析機能を備えている。これにより、大学のブランドがどのように認識されているかを多角的に分析し、優位点や改善点を把握することができる。 さらに、エンゲージメント調査と組み合わせることで、改善策の成果や効果を把握し、フィードバックに対してPDCAを回すことで成長に向けた取組みが定着することが期待される。 調査レポートの完全版は、マーケティングアプリケーションズのWebサイトからダウンロード可能である。