2025年度第4回の東京都私立学校審議会(第850回)が2025年7月17日、東京都庁で開かれた。東京都知事あてに私立学校の設置などに関する7件の答申が出され、いずれも認可が適当と認められた。日本工業大学駒場中学校・高等学校は、中学校で増員、高校で減員する。 東京都私立学校審議会は、私立学校法第8条により設置されている知事の諮問機関。私立学校の設置、廃止、学校法人の設立認可などについて審議するとともに、私立学校に関する重要事項を知事に建議することができる。 2025年度第4回東京都私立学校審議会(第850回)で答申が出されたのは、学校廃止2件、課程廃止1件、学則変更3件、目的変更1件の計7件。 学則変更では、日本工業大学駒場中学校が収容定員600人から810人に増員、日本工業大学駒場高等学校が収容定員1,605人から1,200人に減員、イーストウエスト日本語学校が収容定員426人から394人に減員する。 学校廃止は、愛隣幼稚園、沼袋幼稚園の2件。いずれも学校運営の継続困難を理由に学校廃止の認可を受けた。 このほか、課程廃止では東京理容専修学校が高等課程を廃止。目的変更として、東京立川こども専門学校が商業実務専門課程を廃止する。