なかには、小さい頃に行ったイタズラが大切な思い出になっていることもあるようで……。
今回MOREDOORでは、祖父母と孫の微笑ましいエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
Rさんに場合
私の祖母は編み物の先生で、晩年もベッドの上で編み物をして過ごしていました。
私たちは同居しており、小さい頃の私は、祖母の大切な仕事道具である竹の物差しに無邪気にボールペンで似顔絵の落書きをしてしまいました。
その時は怒られなかったので何も思わなかったのですが、大人になってから事の重大性に気付きました。
何年も経ったある日、謝ろうとその話題を持ち出すと、祖母は私が落書きをした物差しを引き出しから取り出し「小さいあなたがくれた宝物」と言って、大切に保管してくれていたことを知りました。
その瞬間、照れくささや恥ずかしさと共に、大きな喜びと感動が込み上げてきました。もう祖母には会うことができませんが、このエピソードは一生忘れられない思い出です。
祖母の宝物は?
「おばあちゃんありがとう」と心から感謝しています。
その後、竹の物差し以外にも、私が作ったカギ編みの作品や、敬老の日の似顔絵など、私が幼い頃に贈ったさまざまなものを祖母が大切にしていたことがわかりました。
これまで祖母からそのような素振りを見せられたことがなかったので、驚きました。しかし、私自身も家族や友人からの言葉に救われたり、贈り物を大切にしていたり、特別な思い出がたくさんあります。
自分が何気なく行った行動や発した言葉が、気付かないうちに誰かにとって宝物となり、支えとなることがあることに気づかされました。
祖母から学んだこととは
この経験を通して、私がした落書きを宝物として大切にしてくれた祖母の寛容さから、学ぶことを心に決めました。
大切な人たちに、日常生活の中で温かさを提供できるように、日々心掛けています。
(34歳/自営業)
心に残る思い出
小さいときに落書きした竹の物差しが、祖母の宝物として保管されていたことに気づいたRさん。
竹の物差しだけでなく、孫からもらったものを特別な思い出として大切にしていたようですね。
皆さんは家族とのほっこりエピソードはありますか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)
▶【電車内で】こども「ねえ、着いたー?」母「まだだよ」→次の駅に着いた瞬間、こどもの可愛すぎる言葉に「朝から癒された」
▶【お風呂で…】息子「パパの背中汚れてるね」父「汚いか?ごめんな」次の瞬間、”予想外の発言”に『明日からも頑張れる』
▶【プールで】姉「なんか黒いもの洗ってるよ〜」その言葉に”違和感”。様子を見にいくと⇒2歳の衝撃行動に「ハッとした」