運動が嫌いでズボラだった鬼軍曹ゆか様。「万年デブ」から一念発起し、20の減量に成功した自身の経験をもとに、パーソナルジムを主宰。「人生を変える」理想の体形作りをサポートしています。
そのゆか様のパーソナルジムに通うようになって、人生が爆上がりした人たちが続出。
ずっと痩せ型でダイエットとは無縁だったYさん(56歳)もその一人です。
40代後半から今まで着ていた服が「きつい」と感じ、今痩せないとダメだ!と、ジムに入会。
全体的に斜めに傾いていて、背中は丸まり、足はO脚気味。「痩せてはいるけれど、筋肉がなく、たるみが目立ってしまう」とゆか様評。
体の土台とる骨盤を整えることからスタートし、筋力をつけながら女性らしいメリハリのある体形に変化を遂げました。
「ゆがみ」は多くの女性が抱えている悩みですよね。土台を整えるための簡単なエクササイズをゆか様に教えてもらいました。
【鬼軍曹ゆか様ダイエット02】
▶立ったままできる骨盤矯正の動き
骨盤を前後・左右に動かし体の軸を整える
Yさんの最大の問題点は体のゆがみ。痩せてはいるけれど、姿勢が悪く腰が丸まっていたので骨盤まわりの筋肉はガチガチにかたまっていました。
事務職なので座りっぱなしの生活も、お尻に負担がかかり骨盤まわりの筋肉をかためてしまう原因。使われていないお尻はたれて四角くなっていました。

Before(左)は体が斜めになっていて、足もO脚気味。
さらに、内股で足裏をペタペタとつけて歩く姿が気になったというゆか様。
ペタペタ歩きは、足首やひざ、股関節に負担がかかり、痛みや変形を引き起こします。骨盤のゆがみから足がねじれ、ひざが内側に入ってしまったのが原因のひとつ。
足を大きく開いて行うワイドスクワットをしてもらってもひざが開き切らず……。体のねじれがあるまま筋トレをしても、筋肉が正しくつかずにアンバランスな体形になってしまうので、まずは骨盤のゆがみを調整することからはじめたのです。
みなさんも、体の土台、軸である骨盤から整えていきましょう。
▶いざ実践!
【1】足を肩幅に開いて立つ
つま先とひざが正面を向くように立ち、軽く腰を落とします。おへそから上は真っ直ぐにし、お腹に力を入れて動かさないこと。両手を腰に当て、骨盤に意識を向けて。
【2】骨盤だけを前・後に倒す
腰を落としたままお尻を突き出すように骨盤を前に倒します。
次に骨盤を後ろに倒します。恥骨を前に突き出すイメージです。
前に倒す、後ろに倒すを繰り返し行ってください。前・後で1回のカウントとし、10回行いましょう。
【NG】骨盤と一緒に上半身を動かなさいこと
上半身をくねくね動かしていると意味がありません。お腹の力が抜けると一緒に動いてしまうので、おへその奥をググッとかたくするイメージでしっかりと力を入れて!!
【3】足を肩幅に開き、両腕を上げる
つま先とひざを正面に向け、足を肩幅に開いて立ちます。手を組み、腰と肋骨のあいだを伸ばすイメージで両腕を上げます。
【4】上半身は固定したまま骨盤を左右に動かす
おへそから上は真っ直ぐのままを保ち、腰を横にスライドさせて骨盤を左右に動かします。左・右で1回とカウントし、10回行いましょう。
【NG】上半身が斜めになったり、ひねったりしないこと
骨盤を左右にスライドさせるときは、おへそから上をロック。上半身がくねくねしないように、おへその奥に力を入れることも忘れずに!
運動をしても脚痩せできない、お尻が平らのままという人は、骨盤まわりの筋肉がガチガチに固まっている傾向にあります。筋肉がかたいと骨盤が引っ張られてゆがみの原因に。血流も悪くなって、お肉もつきやすくなるので要注意。
筋トレ前に骨盤の動きをよくし、怠けていたお尻の筋肉にもカツを入れましょう!
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