西山智樹「タイプロ」後“現実を見た1ヶ月間”での刺激「音楽をやるのはやめよう」ラストチャンスから新たなスタートを切るまで【モデルプレスインタビュー】 | NewsCafe

西山智樹「タイプロ」後“現実を見た1ヶ月間”での刺激「音楽をやるのはやめよう」ラストチャンスから新たなスタートを切るまで【モデルプレスインタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた西山智樹(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/07/10】timelesz(タイムレス)による新メンバー募集のためのオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」(タイプロ)で注目を集めた西山智樹(にしやま・ともき/25歳)にモデルプレスがインタビュー。「タイプロ」参加後の変化や“揺るがない自身の軸”、さらには壁を乗り越えた方法について語ってもらった。

【写真】西山智樹「タイプロ」参加時のビジュアル

◆西山智樹、前田大輔と「ホリプロ」所属&新グループ結成

「タイプロ」で5次審査まで進み、大きな注目を集めた西山。今年6月には、同オーディションに参加していた前田大輔(まえだ・だいすけ/24歳)とともに芸能事務所「ホリプロ」への所属を発表した。現在は「TAG SEARCH(タグサーチ)」と題したボーイズグループ結成プロジェクトで、自らメンバーを探している。

審査中は同じチームにならなかったが、オーディション後ダンスの仕事を共にする中で互いの目標や価値観に共感し、意気投合した2人。“ラストチャンスだった”という「タイプロ」後、西山が再びエンタメの道へ進む決断をした理由とは。

◆西山智樹、自身と向き合った「タイプロ」後の期間

― 芸能事務所・ホリプロに所属し、前田さんとボーイズグループ結成プロジェクト「TAG SEARCH(タグサーチ)」をスタートさせた西山さん。まずは、様々なオファーや選択肢があった中で、今回の選択をした理由から教えてください。

西山:グループで活動することにこだわりがあって、信頼できる会社でやりたいという気持ちもあったので、ミーティングを重ねた中で1番今の気持ちと合う会社を選ばせていただきました。

正直なことを言うと「タイプロ」はラストチャンスだと思っていたので、しばらくの間は「自分が出役として音楽をやるのはやめよう」と思っていました。放送とラグがあったので、(脱落した回が)放送されるまでの1ヶ月間ぐらいは現実を見たな、という感覚があります。でも、ありがたいことに放送後に色々なところからお声掛けをいただきました。そこからは、1人で考えるのではなく、お声掛けいただいたところに自分の足で何度も話を聞きに行って、自分が納得するまでミーティングを重ねて…。今の事務所とも、6回ぐらいはミーティングを重ねて、所属に至りました。

― 放送されるまでの約1ヶ月間は、自分自身と向き合う期間になっていたんですね。

西山:そうですね。その期間には、LAやカナダなど海外にも行っていました。現地ではダンスもしましたが、主な目的はリフレッシュです。放送までは国内で出歩いて「あの子落ちたのかな?」と思われてしまうのも嫌だったので、そういった意味でも海外を選びました。

韓国にも行きましたし、予定が合わなくて行けなくなってしまったんですけど、友達と台湾に行く計画も立てていました。とにかく1回リセットさせたい気持ちが強かったんだと思います。ほかにも、これまでお世話になった方に会ったり、新しいものに触れてみたり…。放送とラグがあったからこそ、その“無”の期間を“無”で終えたらもったいないなと思ったので、色々な経験をしましたね。

― 海外ではどのような刺激を受けましたか?

西山:小さい頃から両親に色々な国に連れて行ってもらっていたので、“この期間海外に行ったから価値観が大きく変わった”というわけではないんですけど、すごく新鮮な気持ちになりました。カナダには留学経験もあったので、ちょっと戻れた感覚もありました。新しいものを取り入れたというよりは、初心に戻るために必要な経験だったのかなと思います。

― 「タイプロ」参加後には色々な声が掛かっていたとのことですが、ほかにも環境や考え方で変化したことがあれば教えてください。

西山:「タイプロ」を通して、街で声を掛けられるようになりました。声を掛けられる経験は今までなかったので「こんなに番組を観ていただけていたんだ」と実感しましたし、未だに慣れませんが(笑)本当に嬉しいです!ただ、考え方や心境に関しては参加前も後も変わっていなくて。なりたい自分の姿にはずっとなれていないので、そこに対しては今でも変わらず、新鮮な気持ちで歩めていると思います。

◆西山智樹の“揺るがない軸”

― ここまでのお話を聞いていても、西山さんの“揺るがない軸”や、音楽という夢への強い思いが伝わってきました。今の西山さんの“軸”が確立したのは、何歳くらいの頃だったのでしょうか?

西山:小さい頃から音楽が身近にある家庭だったので、その影響が大きいのかなと思います。両親は音楽を生業にしているわけではないのですが、共に歌が好きで、洋楽から邦楽まで色々な音楽を聴かせてくれていました。姉も一時期は宝塚を目指していたぐらい表現することが好きなので、僕もそういう家族の姿に刺激を受けていました。

自分自身が「出役で音楽をやりたい」と明確に思ったのは高校3年生の頃です。三浦大知さんやBTS(ビーティーエス)さんのパフォーマンスに興味を持って、歌とダンスを同時にやることに憧れを持ち始めて。同時に「自分もお客さんの前で表現をすることに興味があるんだ」と気づきました。それまでは「現実を見なきゃ」という気持ちが強くて、普通の学校生活、部活、就職…と将来のレールを描いていたのですが、そこからちょっと外れてみても良いんじゃないかと思うようになって、19歳で本格的に(音楽活動に向けて)行動し始めました。

― 学生時代から人前に立ったり、表現したりする機会はあったのでしょうか?

西山: 1学年6クラスある高校に通っていたんですけど、男子だったら学年で喋ったことない子がいないぐらい、別け隔てなく接するタイプでした。でも、女子と喋るのは中学・高校とあまり得意ではなくて(笑)。大学からは頑張ろうと思っていたんですけど、フランクに喋るのは今でも得意ではないです(笑)。

― (笑)。大学生になってから本格的にアーティストを目指し始めた西山さんですが、ご家族と夢について話す機会もありましたか?

西山:実は高校時代に「ダンスをやりたい」と親に話したことがあったのですが、当時は“本気でやりたい”という気持ちが伝わらなかったようで、やらせてもらえなかったんです。なので、ダンスは大学生になってから自分でお金を出して始めました。今思うと、高校時代は「現実を見なきゃ」という気持ちが強かった分、親にも本音を伝えきれていなかった気がします。

大学に進んでからは真剣に将来について話すことが多くなって、家族も「本気でやりたいんだ」と気づいてくれました。それからはずっと応援してくれていますし、特に母にはたくさん支えてもらっています。ここまで結構時間をかけちゃったので、恩返しをしたいなという思いがずっとありますし、今回“グループを組む“と話したときも、「苦労もあったけど、良かったね」と喜んでくれました。

◆西山智樹が悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者には、今壁にぶつかっている方もたくさんいます。そんな読者に向けて、“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。

西山:自分がなぜその問題にぶつかったのかを分析して、自分を理解することは大事にしています。がむしゃらに努力をしたとしても上手くいかないことはあるし、質がないと努力とは言えない気もしていて、ダメならやり方を変えてみるとか、ちゃんと思考をするというのは基盤として大事だと思います。

― 西山さんは「タイプロ」審査中も、自分だけでなくチームメンバーの改善点まで“思考”して、適切な言葉選びで伝えられていた印象があります。人に何かを伝える上で意識していることはありますか?

西山:その人の特性を理解することは大切にしています。その事柄だけじゃなくて、普段から「この人はこういうことが入りやすいのかな」とか、「こういうことを言ったら嫌なんじゃないかな」とかを考えることが多いです。その人によってプライドもあるし、直して欲しいところをストレートに伝えるよりも「こういう方が良いかも」と提案した方が良い場合も、逆にストレートに言って欲しい場合もある。それを踏まえて、人それぞれ伝え方を考えられるように頑張っています!

◆西山智樹の夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そんな読者にむけて「夢を叶える秘訣」を教えてください。

西山:僕は「有言実行」という言葉を信じているタイプなので、周囲の人に伝えることが1番大事だと思います。自分で考えることも大切ですが、どんなきっかけで夢に繋がるかはわからないので、やりたいことや会いたい人は口に出した方が良いのかなと。自分を客観視することは勿論大事ですが、そこに関しては現実を見すぎずに発信しても良いと思っています。「客観視するところ」「客観視しない方が良いところ」は明確に分けて考えるように意識していますね。

― 最後に、ロールモデル的な存在がいたら教えてください。

西山:「作ること」ができて、それを「表現すること」ができる人に憧れがあります。グループ活動をしている方でいうと、BTS(ビーティーエス)のSUGA(シュガ)さんやSEVENTEEN(セブンティーン)のWOOZI(ウジ)さんのような人。創作しながらパフォーマンスもできて、すごいなと思います。

― 西山さんご自身も、グループ活動において制作していきたい思いがあるのでしょうか?

西山:興味はあります!でも、メンバーが揃うまではあんまり固定概念を持たないでおこうと思っているんです。何色にも染まれるというか、“このチームだけでも1個の味じゃないよね”というグループが出来上がったらすごく面白いなと思います。

★モデルプレスでは、西山と前田の2ショットインタビューも配信する。(modelpress編集部)

◆西山智樹(にしやま・ともき)プロフィール

東京都出身、現在25歳。これまで国内外のオーディション番組に出演し、高いパフォーマンス力で注目を集め、多くのファンを獲得。透明感のある歌声と、R&Bをはじめとした表現力豊かなダンスを得意とし、見る者を惹きつける魅力を持つ。歌やダンスにとどまらず、創作活動にも積極的に取り組んでおり、今後の多方面での活躍に期待が高まっている。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top