「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた | NewsCafe

「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた

女性 OTONA_SALONE/BEAUTY
「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた

美容情報を求めて、YouTubeをサーフィンしていたときに、見つけた美容家の咲丘恵美さん・通称さきめぐ先生のチャンネル。

実は、ドラッグストアで見ない日はないほどの大ヒットコスメ「DUOクレンジングバーム」の生みの親。化粧品開発者でもあり、科学的知見に精通した先生が、発信している『さきめぐ Beauty Class』は、登録者数15万人越えと大人気!

そこで先生に、都市伝説になりつつあるスキンケアの正解・不正解についてお伺いします。

日頃より、ググってみたらオススメされていた美容方法が、女性誌では「NG」と言っていたりするなど、あまたある美容情報にまどわされ、何が正しいのか分からない惑わされやすい現代。

自他ともに認める美容ヲタクで、50才とは思えない美貌の持ち主である先生の解説は見逃せない!

美容の都市伝説を解明! 美容家・さきめぐ先生にQ&A

お話を伺ったのは…

化粧品開発者・美容家 咲丘恵美(さきおか・めぐみ)さん、通称さきめぐ先生

科学的知見と実体験を織り交ぜた美容ヲタク的な解説を、おっとりと可愛すぎる語り口で行うそのギャップが大人気。美容情報の発信を行っているYouTubeチャンネル「さきめぐ Beauty Class」の登録者数は右肩上がりに増えて15万人(2025年6月現在)! その知識を基に化粧品ブランドの商品開発・研究にあたる一方、美容家としてセミナー講演活動なども行なう。

自身の肌トラブルに悩まされ続けた経験から、スキンケアの真髄を追求するべく皮膚科学や化粧品学などを習得。1990年代より、真摯に美を追求する姿勢が女性の共感を得て、女性誌でも多く活躍。

▶日焼け止め、紫外線以外にも効果が!?

1.日焼け止めは、「肌への負担」より「アンチエイジング効果」のほうが高い。季節や天気問わず365日塗る!

日焼け止めを塗ることによる肌負担を心配する方もいますが、塗らないで起こるエイジング現象の方が多大だと思うので365日塗りましょう。紫外線を防ぐだけでも肌トーンが変わるので「たかが日焼け止め」と思わずに続けてください。

また紫外線だけでなく、ブルーライトなどの可視光線、近赤外線、大気汚染なども活性酸素を発生させるので、シミの原因となるメラニンを新たに作ったり、今あるメラニンを濃くさせる原因になります。

また、太陽光は<上から照っている光=直射光のエネルギー>が一番強いものの、空気中の粒子や大気汚染に当たって四方八方に散乱する散乱光や、下から反射する反射光もあるので、日傘やサングラスだけでは防ぎきれません。

ですが日焼け止めもパーフェクトではなく、汗や皮脂で落ちてしまったり、規定量を塗れていない可能性もあるので、光対策グッズと併用するのがおすすめです。

▶覚えておくべき!シミを阻止する4大美容成分

2.スキンケア化粧品で、シミを阻止する「4大美容成分」を組み合わせる

シミの原因となる褐色または黒色の色素「メラニン」に関わるメカニズム=美白アプローチは、大きく分けると4つ。その美白アプローチを網羅できる成分配合の化粧品を使うことで、複合的に美白ケアを行うことができます。

1.メラニンを作る刺激命令を阻止する「トラネキサム酸」「カモミラET」

メラニンを作る工場(メラノサイト)への刺激命令を阻害する代表的な成分は「トラネキサム酸」と「カモミラET」です。肌の中で起こる微弱な炎症がメラノサイトの稼動を促進させてしまうので、抗炎症対策をしましょう。

2.メラニンの合成を阻止する「ビタミンC」「ビタミンC誘導体」「4MSK」「コウジ酸」

命令を阻止したり、過剰なメラノサイトの稼動を止めても、まだメラニンの生成は行われているので、メラニンの合成を阻止するアプローチも必要です。代表的な成分として「ビタミンC」、「ビタミンC誘導体」、「4MSK」、「コウジ酸」があります。

3.メラニンの輸送を阻止する「ナイアシンアミド」

メラニンは、生成されたあと肌細胞に渡ります。この輸送や肌細胞が受け取るのを阻止してくれるのが「ナイアシンアミド」です。

4.メラニンの分解を促す「デクスパンテノール」「4MSK」

細胞にメラニンが蓄積されたままだとシミになってしまうので、分解して排出する必要があります。その分解を促す代表格は「デクスパンテノール」と「4MSK」です。

代表的な美白成分をご紹介しましたが、実際にはもっとたくさんの種類があるので、化粧品の有効成分がどのような働き方をしてくれるのかを意識して選びましょう。また、いろいろなアイテムを日々変えながら使用するよりも、同じラインナップを長く使うことで効果を感じやすくなります。

▶ボディの美白におすすめの化粧水は

3.カラダには「メラノCC」などコスパのいい美白化粧水をたっぷり塗る

体まで美白メカニズムを網羅した化粧品を使うのは大変なので、複数の成分が配合されたプチプラの美白化粧水を使うのがおすすめです。

おすすめ1.「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水 しっとりタイプ(医薬部外品)」

私が使用しているのは、『メラノCC』の「薬用しみ対策 美白化粧水 しっとりタイプ(医薬部外品)」です。しっとりタイプには「エタノール」も「シリコーン」も配合されてないので、敏感肌の方がお顔に塗るのにもおすすめ。体ならさっぱりタイプの「薬用しみ対策 美白化粧水」でも問題ないので、好みで選んでください。

シミを作るメカニズムにアプローチしてくれる「ビタミンC誘導体」の「VCエチル」や、抗炎症成分の「グリチルリチン酸ジカリウム」が有効濃度配合。さらに、メラニン合成に関わるメカニズムを抑制する植物エキス「アルピニアホワイト」も配合されています。

おすすめ2.「ファンケル ボディミルク ブライトニング&エイジングケア(医薬部外品)」

「VCエチル」がお肌に合わない方は、『ファンケル』の「ボディミルク ブライトニング&エイジングケア(医薬部外品)」もおすすめです。

保湿・美白・エイジングケアが1本でできる薬用ボディミルクで、皮脂が少ないため乾燥しやすく、日々の摩擦によるダメージを受けやすいボディを、ハリとうるおいに満ちた透明肌に導きます。なめらかにのびて肌になじみやすく、ベタつき感もありません。

▶飲む日焼け止めは実際どうなの?

4.飲む日焼け止めは、あくまでもサブ

夏は飲む日焼け止めを飲むのもおすすめですが、塗る日焼け止めとは効果が異なるので、あくまでもサブとして取り入れましょう。代表的な有効成分は「ファーンブロック」と「ニュートロックスサン」です。

「ファーンブロック」は「シダ植物エキス」です。摂取するポイントとして、1日480mg以上摂ること、紫外線を浴びる30分前に飲むこと、4時間ごとに服用するのが望ましいと言われています。有名な商品は『ロート製薬』の「ヘリオホワイト®︎」です。

「ニュートロックスサン」は「シトラス果実」と「ローズマリー」から抽出したポリフェノールです。24時間効果が持続すると言われているので、朝か夜に1日1回飲めばOKで、1日250mg以上飲むことがポイントです。有名な商品は『サンソリット』の「U・Vlock」です。

子どもの頃は色黒がコンプレックスだったのに今では「美白のさきめぐ」と言われるほど、美白ケアに力を入れているさきめぐ先生が実際に行なっている簡単なケア方法をご紹介しました。「美白化粧品を使うだけでは効果を実感できない」と悩んでいる方は、スキンケアに加え、簡単にできる日々の習慣を意識してみてはいかがでしょうか。

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《OTONA SALONE》

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