一般選抜の日程・方式別に河合塾が予想した「入試難易予想ランキング表」方式別ランクの2025年6月版から、国公立大学理系をピックアップ。共通テストの得点率で示すボーダーラインは、東京(理科一類)が90%、東京(理科二類)と京都(工-情報)が89%など。 「入試難易予想ランキング表」は、河合塾が予想する各大学の入試難易度(ボーダーライン)を、学部学科ランクと方式別ランクの2パターンで一覧にまとめたもの。学部系統別・大学所在地区別に掲載している。ボーダーラインとは、合否の可能性が50%で分かれるラインを意味する。この記事では、一般選抜が実施される日程・方式別に予想した入試難易度の方式別ランクから、ボーダーラインをみていく。 大学入学共通テストを利用する日程・方式については、ボーダーラインをボーダー得点(率)として設定しており、前年度の共通テスト本試験をもとに算出している。国公立大2次の独自試験は、全統模試における偏差値帯(ボーダー偏差値)で設定。また、共通テストと大学独自の学科試験の両方を課す日程・方式は、共通テスト得点(率)および偏差値帯の2つの入試難易度を掲載している。 国公立大学・理系について、共通テストの得点率(前期日程)からボーダーラインをみると、理学系は、東京(理科一類)が90%で最難関。ついで、東京(理科二類)が89%、京都(理-理)が87%、東京科学(情報理工)が84%、東京科学(理)が83%、東北(理-数学系/理-物理系)と名古屋(情報-自然情報)が82%、東北(理-化学系/理-地球科学系/理-生物系)と大阪(理-数学/理-物理/理-化学/理-生物科学/理-生命理学)が81%、筑波(理工-数学/理工-物理/理工-化学)と名古屋(理)と神戸(理-化学/理-生物)が80%。 工学系は東京(理科一類)が90%で最難関。続いて、東京(理科二類)と京都(工-情報)が89%、京都(工-建築)が88%、京都(工-地球工/工-物理工/工-電気電子工)が87%、東京科学(工/環境社会)と京都(工-理工化学)が85%、東京科学(情報理工)と大阪(基礎工-情報科学)が84%、横浜国立(都市科学-建築)と名古屋(情報-コンピュータ科学)と大阪(工-電子情報工)が83%、東北(工-機械知能航空工)と筑波(情報-情報科学)と東京科学(生命理工-生命理工学)と大阪(工-地球総合工)と九州(芸術工-芸術-音響設計)が82%。 農学系は東京(理科一類)が90%で最難関。続いて、東京(理科二類)が89%、北海道(獣医-共同獣医学)が88%、京都(農-応用生命科学/農-食品生物科学)が86%、東京農工(農-共同獣医)と京都(農-資源生物科学/農-地域環境工/農-食料・環境経済)が85%、京都(農-森林科学)が84%、大阪公立(獣医-獣医)が82%、山口(共同獣医-共同獣医)が81%、帯広畜産(畜産-共同獣医学)と岩手(獣医-共同獣医)と東北(農)と神戸(農-資源-応用植物学/農-生命-応用生命化学)と鹿児島(共同獣医-共同獣医・共同獣医a(大学入学共通テスト重視型))が80%と予想された。 表示しているボーダーラインは、2025年6月現在の予想。ボーダー得点率の設定基礎となっているのは前年度の共通テスト本試験で、共通テストの難易度により変動する。共通テスト実施後は、「共通テストリサーチ」の集計をもとに再設定が行われる。リセマムでは次回、私立文系の入試難易予想をピックアップして紹介する。 「入試難易予想ランキング表」方式別ランク表は、河合塾Kei-Netで見ることができる。そのほかの河合塾「入試難易予想ランキング表」系統別まとめ<国公立文系><国公立理系><私立文系>Coming soon!<私立理系>Coming soon!<国公立医系>Coming soon!<私立医系>Coming soon!