日本英語検定協会は2025年6月6日、英検準1級の約50%、英検2級の約30%が「英検S-CBT」で受験していることを公表した。英検S-CBT志願者の割合は、4年間で大きく増加しているという。 「英検S-CBT」は準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級を対象にコンピューターで受験でき、従来型と同等の級・資格・スコアを取得できる検定試験。原則、毎週土日に開催される。2025年度からは、同一検定回の期間中に同一級を最大3回まで申し込めるようになり、受験機会が拡大されたという。1日で4技能の試験が完結するほか、受験日程が決められるなどの特長をもつ。 今回、2021年度から2024年度までの4年間で、級別に「英検(従来型)」「英検S-CBT」の志願者数の割合を分析した。準1級の英検S-CBT志願者は、33%から47%に増加。2級においても増加しており、30%に達したという。 そのほか準2級は9%から14%、3級は5%から7%に増加。受験者に英検S-CBTのメリットが浸透し、新たな受験機会として活用されていることが明らかになった。 日本英語検定協会は「入試への活用に向けて目標級の受験機会を増やしたい」「学校行事などと英検(従来型)の試験日重複のための受験機会を確保したい」など、「英検S-CBT」の活用をすすめている。Webサイトでは、申込みや試験日程、体験版、よくある質問などの情報を掲載している。 そのほか、6月15日「中高生必見!英検S-CBT初受験セミナー」も開催予定。