国際科学オリンピック2025、7科目の日本代表31名が決定 | NewsCafe

国際科学オリンピック2025、7科目の日本代表31名が決定

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国際科学オリンピック国内大会一次選考参加者数の推移
  • 国際科学オリンピック国内大会一次選考参加者数の推移
  • 「2025年度国際科学オリンピック」開催概要
 2025年度国際科学オリンピックの日本代表31名が決定した。科学技術振興機構が主催するこの大会は、中学・高校生が科学技術に関する知識や問題解決能力を競う国際的なコンテストである。日本では7つの教科・科目において国内大会が開催され、選抜された生徒たちが国際大会に派遣される。

 2025年度の国際科学オリンピックは、数学、化学、生物学、物理、情報、地学、地理の7科目で行われる。各大会のスケジュールは次のとおり。国際数学オリンピックは7月10日から20日までオーストラリアのサンシャインコーストで開催され、6名が代表として出場する。国際化学オリンピックは7月5日から14日までアラブ首長国連邦のドバイで行われ、4名が参加する。国際生物学オリンピックは7月20日から27日までフィリピンのケソンで開催され、4名が出場する。

 国際物理オリンピックは7月18日から24日までフランスのパレゾーで行われ、5名が代表として参加する。国際情報オリンピックは7月27日から8月3日までボリビアのスクレで開催され、4名が出場する。国際地学オリンピックは8月8日から16日まで中国の済寧で行われ、4名が参加する。国際地理オリンピックは7月26日から8月1日までタイのバンコクで開催され、4名が出場する。

 特に情報分野では、プログラミング教育の必修化やGIGAスクール構想によるICT環境の整備を背景に、参加者数が大きく増加し、2025年度は過去最多を記録した。2024年度は5年ぶりにすべての国際大会が現地開催となり、一次選考参加者1万9,872名の中から31名が日本代表として出場し、計27個のメダルを獲得した。2025年度は1万9,182名が一次選考に参加し、31名が出場する予定である。

 このように、国際科学オリンピックは、若い世代の科学技術への関心を高め、国際的な交流を促進する重要な機会となっている。各国の代表選手たちは、知識と技術を競い合いながら、国際的な舞台での活躍を目指す。
《吹野准》

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