さんきゅう倉田です。芸人をしています。
35歳の時、コロナ禍でライブや仕事がなくなり、時間を持て余したぼくは、東大受験を決意。
人生初めての受験勉強だったけれど、圧倒的な時間の投入によって3回目で合格。当時の恋人には振られてしまったが、日々の学びと素晴らしい友人たちに囲まれて、充実した日々を過ごしている。
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▶開成出身でも東大に受からない理由
難関中学出身者でも、なぜ東大に受からないのか
どうやら合格してからサボるらしい。
中学でも高校でも勉強が強制されないのだ。
高校で成績が悪く、定期テストでは下から数えた方が早い順位でも、開成高校にいる自分に自信があった。
しかし、高二で受けた駿台模試で、順位が全国平均を下回ったことで危機感を持った。このままでは受験で失敗するかもしれない。
そこから学年で1番と2番の生徒の間の席にしてもらい、授業は聞かずに受験勉強に専念した。
そこから学力を伸ばし、現役で合格。今は勉強と部活を両立させている。
「開成高校は努力型で東大に受かる人、才能型で受かる人がいる。才能型は半分くらいが東大に落ちて、1浪で早稲田に行ったりするんだよね」
子供の頃は“神童”と言われるくらい賢くても、数年サボれば早稲田の文系にも受からない。継続は大事である。
▶灘高校合格者が塾に通い始めた驚きの年齢
灘高校出身者の子供時代。「いつから塾に通っていた?」
本郷キャンパス周辺で行われた懇親会で、灘高校出身者と出会った(東大は懇親会の機会が多く、どんどん新しい知り合いができる。さらに、Instagramのおかげでつながりを維持でき、共通の友人がすぐに判明するので話題にも事欠かない)。
彼は理系で、ある有名ベンチャーでエンジニアとしてインターンをしている。おそらく複雑なコードを書いているのだろう。
少し話しただけで賢いと分かる彼に、ぼくは興味を持った。そういうときどのような子供時代だったか聞いている。
彼は小一から塾に通っていた。小学一年生が「塾に行きたい」なんて言う可能性は低いから、親の勧めだろう。そういうときは、どんな親御さんなのか聞いている。彼の両親は二人とも医者だった。
自分のDNAを受け継いで勉強の才能があるかもしれない、早くから勉強を始めればより良い将来になる、そんなことを考えたのかもしれない。
賢さの数十%は環境に依存するから、早くから勉強を始めれば遺伝的に賢くなくとも大きく伸びるかもしれない。
勉強だけがすべてじゃないが、勉強ができる東大生の知識や考えは、いつだって魅力的だ。
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