埼玉県教育委員会は2025年5月22日、2026年度(令和8年度)の埼玉県公立高校入学者選抜について、学力検査問題の出題の基本方針、実施教科、出題範囲を公表した。あわせて、数学と英語の学力検査を「学校選択問題」で実施する高校についても公表。22校が「学校選択問題」を実施する。 2026年度埼玉県公立高校の入学者選抜は、2026年1月27日~2月10日にインターネットによる出願入力、2月13日・16日・17日に出願書類等の提出、2月18日・19日に志願先変更を受け付け、学力検査を2月26日、実技検査(芸術系学科等)と面接(一部の学校)を2月27日、追検査を3月3日に実施。入学許可候補者発表を3月6日に行う。 学力検査の実施教科は国語、社会、数学、理科、英語の5教科で、英語はリスニングテストを含む。出題範囲は、中学校学習指導要領に基づいて出題するとしている。数学と英語については、校長から届出のあった高校において、一部に応用的な内容含む「学校選択問題」を出題する。 数学・英語の学校選択問題実施校は、浦和(全日制)、浦和第一女子(全日制)、浦和西、大宮、春日部(全日制)、川口北、川越、川越女子、川越南、熊谷(全日制)、熊谷女子、熊谷西、越ケ谷(全日制)、越谷北、所沢(全日制)、所沢北、不動岡、和光国際、蕨、さいたま市立浦和、さいたま市立大宮北、川口市立(全日制)の22校。前年度から増減はなし。 2026年度の学力検査における出題の基本方針には、「中学校における平素の学習を重んじ、中学校学習指導要領に基づいて出題する」「基礎的な知識・技能をみる問題とともに、知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力などの能力をみる問題の出題に配慮する」「各教科の目標に照らして、受検者の学力を十分に把握できるように、出題の内容・出題数に配慮するとともに、記述による解答を求めるよう配慮する」の3点をあげている。