「いつまでも夫婦生活を求めて気持ち悪い」結婚後に豹変したモラハラ夫からの暴言に私が決意したことは | NewsCafe

「いつまでも夫婦生活を求めて気持ち悪い」結婚後に豹変したモラハラ夫からの暴言に私が決意したことは

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
「いつまでも夫婦生活を求めて気持ち悪い」結婚後に豹変したモラハラ夫からの暴言に私が決意したことは

こんにちは、コンプライアンス遵子です。

私は現在、モラハラ夫との離婚に向けて別居し、弁護士を入れて離婚調停中という泥沼離婚劇を繰り広げています。この連載ではモラハラ夫から逃げて離婚するまでの私の奮闘記をありのままに綴っていきたいと思います。まずは夫と離婚を決意するまでに至った経緯についてお伝えします。

【実録~ただのモラハラ男だった10歳年上夫と離婚するまで #1

大人な男性だと思っていたのに……結婚後に豹変した夫

約15年前、共通の友人の紹介で出会った私と夫。私は22歳、夫は32歳と10歳年齢が離れていました。夫は容姿こそ普通でしたが、饒舌で外面がよく、私に対してとても積極的でした。夫からの猛アプローチは当時の私には新鮮に映り、また私に対して「君はこの仕事が向いている」、「世の中はこういう仕組みになってるんだよ」とわからないことを教えてアドバイスしてくれるなどリードされている安心感を抱いていました。

その後は約5年の交際を経て結婚しましたが夫の態度が豹変。というより今までの優しいリードは、私を思い通りにするための洗脳に近いものであったと後から気付いたのです。たとえば結婚前、私は夫の助言で出勤や出張のあるそれまでの仕事を辞めて在宅ワークに転職しました。しかし、これにより自然と家事負担はすべて私になりました。また夫は結婚前には私を安心させるためかほとんど行かなかった飲み会にも毎週末のように行くようになり、朝帰りも増えていきます。結婚前は手伝い程度でもやってくれていた家事はまったくしなくなりました。

私が学生時代から続けていたスポーツや友達付き合いも夫から「向いていないからやめたほうがいい」、「あの友達はよくないから関わるな」と言われる始末。最初は夫のこうした助言に抵抗していましたが、10歳年上で人生経験もある夫に理路整然と私の未熟な点やダメな部分を指摘されながら「君のためを思って言っている」と強く言われることで私も「夫の言う通りにしたほうがいいのかな」と思うように。

また、収入の差から家賃や生活費を多く払っている夫に対する申し訳なさを感じていた自分もいました。今思うと夫はこうした私の罪悪感を抱きがちな性格を見抜いており、「社会人経験も職歴もたいしてない妻が自分と別れるわけがない」と自信を持っていたのかもしれません。私が「私は夫からされていたのは洗脳だったのかも」と気付いた結婚2年目に入る頃には、夫の私の行動制限や人格否定などのモラハラはますますエスカレートしていきました。

話し合いをしても変わらない夫。仮面夫婦になることを決めた

それでも当時は離婚の選択肢はなく、「子どもができたら変わるだろう」という甘い期待を抱いてしまった私。結婚して4年目に子どもを授かることができましたが、結局夫は何も変わりませんでした。それどころか「子どもの教育には〇〇をすべき」、「自分の母親はこうしてくれたのに君は全然できていない」と私の育児を否定してくることも多く、私はワンオペ育児の疲れや寝不足もあって夫にどんどん不信感や嫌悪感を抱いていきます。

子どもが1歳、2歳と成長しても夫は変わらず、私だけは仕事と家事育児を両立しながら保育園の行事などにも1人で行く日々。しかし夫は私と子どもが寝た後に帰ってきて私が作った夕食を食べ、1人でお風呂に入って夜中までテレビを見て、自分の部屋で好きな時間に寝る生活。私と子どもが同じ部屋で寝ていたので夫婦別室で夫だけは夜泣き対応もしなければ夫婦の会話もほとんどなく、土日も夫は1日中寝ていたりジムや遊びに出かけるなど自由に過ごしていました。妊娠してから一度も夫婦生活がないという完全セックスレスだったことも私が夫への愛情をなくしていく要因に。

「これではまずい」と私からお願いして家事育児や夫婦関係について話し合いの場を設けましたが、夫は「家族のために働いているんだから文句を言うな」、「君はわからないだろうけど僕にしかできない重要な仕事をしている」の一点張りです。国会議員でも大企業の社長でもないごく普通の会社員で、自分にしかできない仕事であるはずがないのに。私が仕事をしていることも夫は本心では快く思っていませんでした。

セックスレスに対する夫の呆れた発言とは 次ページ

そして妊娠から一度もなかったセックスレスに関しては「普通の夫婦は子どもができたらしない」、「僕はもうおじさんだから無理」、「そういうところ君はまだまだ子どもだね」と鼻で笑うだけ。だったらどうして10歳も年下の私と結婚したんだろう。結婚すれば私のことを自分と血の繋がった子どもを育てて家事もするただの家政婦としか見ていないのでは?

その後私から何度も話し合いを持ちかけましたが、同じような対応を繰り返されるだけ。夫も何度も話し合おうとする私に嫌気がさしたのか、「男女の役割分担は当然で不満があるなら同じくらい稼げ」、「いつまでもセックスを求めて気持ち悪いんだよ」、「結局お前は俺をバカにしている」と怒ってくるようになっていました。お願いをして話し合いの場を設けてもどうしてここまで言われなければいけないのだろうかと自分が惨めになっていった私。そして「3歳の子どものために仮面夫婦を頑張って、高校を卒業したら絶対に離婚しよう」と決意して日常を送ることにしました。

本編では、結婚後に豹変したモラハラ夫の豹変ぶりに、私が少しずつ心をすり減らしていく様子をお伝えしました。
▶▶「モラハラ夫との仮面夫婦に嫌気がさし、別居に踏み切った決定的な事件が勃発。これにより、さらに夫の異常行動が加速することに」

では、子どものために仮面夫婦を続ける決意をしたその後の心境の変化についてお伝えします。


《OTONA SALONE》

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