現在公開中の映画『ショウタイムセブン』に出演している竜星涼。昨年はNHK連続テレビ小説『光る君へ』にも出演するなど、若手の実力派俳優として存在感を発揮している印象だ。そこで本記事では、竜星のこれまでの活躍を振り返りつつ、近年の出演作品で見せた演技にも触れ、その魅力を紐解いていきたい。
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『獣電戦隊キョウリュウジャー』（テレビ朝日系／2013年～2014年）で主演を務め、一躍注目を浴びることとなった竜星。その後もさまざまな映画やドラマで経験を重ね、2018年には劇団☆新感線の舞台『修羅天魔～髑髏城の七人season極』にも出演した。2022年には、2017年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』に続き、『ちむどんどん』で2度目の朝ドラ出演を果たすと、黒島結菜演じるヒロインの兄で、家族をかき回すトラブルメーカーの比嘉賢秀役を演じるなど、現在に至るまで華々しい活躍を見せている。
そんな竜星の名をさらに広めることになったのが、昨年放送された大河ドラマ『光る君へ』での活躍だろう。同作で竜星は、問題児から国を守る指揮官へと成長する藤原隆家を好演し、SNSでも“ハマり役すぎる”と反響を呼んだ。また、同作で兄の藤原伊周役を務めた三浦翔平も、自身のラジオ番組の中で、「2人で対峙して話し合うシーンがあったんですけど」「目のお芝居はすごく素敵だったなと思いましたね」と称賛しており、その演技が視聴者のみならず共演者からも高く評価されたことがうかがえる。
他にも竜星は、昨年に日本テレビ系で放送されたドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』では、八木莉可子とダブル主演を務めている。同作は、竜星演じる元警察官の渡良瀬貴一と、八木演じるホワイトハッカー・渡良瀬優貴の兄妹が、殺された父の仇を討つため、身分を隠して犯罪組織に潜入するサスペンスストーリー。『光る君へ』では飄々としたクセのある役を演じた竜星だが、同作では正義感と行動力を併せ持ち、何よりも妹のことを第一に考えている兄の貴一を熱演し、視聴者からも、「メイキングとか本編観ても演技力半端ない!!」「演技が上手で見応えのある俳優さん」と称賛の声があがっていた。竜星の演技の引き出しの多さが光る作品となったようだ。
唯一無二の存在感と確かな演技力を武器に、俳優としてステップアップを続けている竜星。今後は3月22日放送予定のNHKドラマ『永遠についての証明』や、映画『九龍ジェネリックロマンス』（今夏公開予定）への出演も発表されており、2025年もその活躍が続きそうだ。実力派俳優として進化を続ける彼のさらなる飛躍に期待したい。
