忍足亜希子、ろう者俳優として初受賞の快挙 息子役・吉沢亮を手話で絶賛「感動しました」【 第98回キネマ旬報ベスト・テン】 | NewsCafe

忍足亜希子、ろう者俳優として初受賞の快挙 息子役・吉沢亮を手話で絶賛「感動しました」【 第98回キネマ旬報ベスト・テン】

芸能 モデルプレス/ent/movie
「 第98回キネマ旬報ベスト・テン」助演女優賞を受賞した忍足亜希子(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/02/20】女優の忍足亜希子が「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」助演女優賞を受賞し、19日に渋谷・Bunkamuraオーチャードホールにて行われた表彰式に登壇した。

【写真】ろう者俳優、授賞式登壇 手話で感謝

◆忍足亜希子、助演女優賞受賞

「ぼくが生きてる、ふたつの世界」での演技が高く評価され、助演女優賞を受賞した忍足。本作は、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティーに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大氏による自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)が原作。忍足は、主演の吉沢亮演じる耳のきこえない両親の元で育ち、“きこえる世界”と“きこえない世界”を行き来する主人公の母を演じた。

授賞式が始まると、司会の笠井信輔アナウンサーから、ろう者である忍足のため、手話で祝福するようにというお願いのアナウンスが入った。そしてステージのセンターに忍足が来ると、会場には手話の拍手でお祝いが。忍足は「とても嬉しいです」と笑顔を見せ「私はろう者の1人として、これからのろう者、次世代にのもろうの子どもたちへ伝えていけるような活動をこれからしたいと思っております。私は映画がとても大好きです。なので、もっと多くの皆さんに楽しんでもらえるように努力したいと思っております」と意気込んだ。

また、主演・吉沢について「見た目はとてもかっこいい、きれいな顔をされている方で。お芝居も素晴らしかったです。手話も努力されて、丁寧に向き合ってくださりました。息子役として、すごく伝わってくるものがあり感動しました」と話していた。

◆「キネマ旬報ベスト・テン」

同賞は、老舗映画雑誌「キネマ旬報」が1924年(大正13年)に創設。その年を代表する「日本映画」「外国映画」を10本挙げるほか、個人賞として「主演男優・女優賞」「助演男優・女優賞」「新人男優・女優賞」など、その年の称賛すべき映画作品や映画人を表彰する。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top