国立大学2次試験(個別試験)の出願が始まり各大学の出願状況が公開されている。2025年2月3日時点で東京大学は理科三類2.64倍、文科一類2.29倍、京都大学は文学部3.2倍、医学部医学科2.6倍など。ほか京都大学は教育学部理系と経済学部理系で予告倍率を超える志願者が集まっている。 2025年度大学入学共通テストは、1月18日と19日に本試験が行われた。国公立大学2次試験(個別試験)の出願受付は、前期・後期共に1月27日から2月5日まで。2月25日から行われる前期試験の出願状況については、東京大学や京都大学などがWebサイト上で掲載を開始している。 東京大学の志願倍率(第1段階選抜の予告倍率)は2月3日午後5時時点で、文科一類2.29倍(約2.5倍)、文科二類2.20倍(約2.5倍)、文科三類2.25倍(約2.5倍)、理科一類2.22倍(約2.3倍)、理科二類2.40倍(約3.0倍)、理科三類2.64倍(約3.0倍)。予告倍率にもっとも近いのは、理科一類となっている。 京都大学は2月3日時点で、総合人間学部が文系3.0倍・理系3.1倍、文学部が3.2倍、教育学部が文系2.6倍・理系3.8倍、法学部が2.7倍、経済学部が文系2.6倍・理系4.6倍、理学部が2.6倍、医学部医学科が2.6倍、医学部人間健康科学科が3.4倍、薬学部が2.5倍、工学部が2.7倍、農学部が2.5倍。教育学部理系と経済学部理系については、すでに第1段階選抜の予告倍率を上回る志願者が集まっている。 なお、第1段階選抜とは、志願者数が募集人員を大幅に上回った場合に2次試験の受験者を事前に選抜する制度で、東京大学や京都大学などが導入し、事前に予告倍率を示している。 東京大学と京都大学は出願期間中の平日、出願状況を毎日更新予定。募集人員、志願者数、志願倍率、第1段階選抜倍率が一覧で確認できる。