大人の女性であれば品のある美しい言葉遣いを身につけたいものです。ビジネスシーンでお客様に対してや、同僚に対していつも使っている言葉を少し変えるだけで「周囲に好感を持たれる」「印象が洗練される」言葉遣いになると(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生。
【 気品を身につけるシンプルな教え#108ちょっとした言い換え言葉編 】
▶「お電話番号を頂戴してもよろしいでしょうか」はNGです
【お客さまへの対応シーン】
1.「~様でございますね」を「~様でいらっしゃいますね」
「ございます」は「ある」の丁寧語なので、「いる」の尊敬語である「いらっしゃる」を使うのが正解です。逆に、自分の名前を名乗る時には「ございます」と丁寧語を使うと、日本語敬語の規範に基づいています。
2.「お電話番号を頂戴してもよろしいでしょうか」を「お電話番号をお聞かせいただけますか」に
電話番号は「頂戴する(もらう)」ものではないので、「聞く」の尊敬語にします。または「うかがってもよろしいでしょうか」に。
▶「(社内の者)は休みをいただいております」、正しくは?
3.「(社内の者)は休みをいただいております」を「(社内の者)は休みを取っております」
「いただく」を使うと社内の人間に敬語を使っていることになるので注意しましょう。
4.「~様に伝えてもらえますか」を「~様に伝言をお願いできますか」に
「お伝えくださいますか」「お伝えいただけますか」などでも良いでしょう。
▶「遅くなってすみません」はバカにされる!
5.「遅くなってすみません」を「遅くなりまして、申し訳ございません」に
「すみません」はよく耳にしますが、実は不適切です。お詫びの際は丁寧さを心がけましょう。
6.「ちょっと行くことができません」を「あいにく、先約がございまして…」に
お誘いをいただいた時に断る一言ですが、お断りするときはストレートな表現は避けたいところです。
▶次回のテーマ「仕事ができない人が言いがちな「ご苦労様でした」「さすがですね」。デキる人は、なんて言う?」についてご紹介します。__▶▶▶▶▶