大学生就職内定率84.3%、前年より低下…文科省ら調査 | NewsCafe

大学生就職内定率84.3%、前年より低下…文科省ら調査

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就職(内定)率の推移(大学)
  • 就職(内定)率の推移(大学)
  • 2024年度大学・短期大学・高等専門学校および専修学校卒業予定者の就職内定状況調査(12月1日現在)について
  • 文部科学省
 文部科学省と厚生労働省は、2025年3月に大学等を卒業予定の学生の就職内定状況を調査し、2024年12月1日時点の結果を発表した。調査によると、大学生の就職内定率は84.3%で、前年同期比1.7ポイント低下したことがわかった。文部科学省は、厚生労働省と連携し、大学の就職相談員と新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーターとの連携やキャリア教育の推進を通じて、引き続き就職支援を行うとしている。

 この調査は、文部科学省と厚生労働省が共同で行い、設置者や地域の別を考慮して抽出された112校の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)の学生6,250人を対象に実施された。調査は、各大学等で所定の調査対象学生を抽出し、電話や面接などの方法で就職希望の有無や内定状況を確認した。

 調査結果によると、大学の就職内定率は84.3%で、前年同期比1.7ポイント低下した。国公立大学の内定率は84.4%(前年同期比3.2ポイント低下)、私立大学は84.3%(同1.2ポイント低下)。短期大学の就職内定率は65.2%で、前年同期比1.5ポイント低下した。高等専門学校と専修学校(専門課程)の内定率はそれぞれ96.2%(前年同期比1.6ポイント低下)、72.8%(同0.4ポイント低下)となった。

 男女別に見ると、男子大学生の就職内定率は83.3%(前年同期比1.7ポイント低下)、女子は85.5%(同1.7ポイント低下)。国公立大学では、男子が82.4%、女子が86.5%、私立大学では、男子が83.6%、女子が85.2%となっている。

 文系・理系別の内定率では、文系が84.2%(前年同期比2.0ポイント低下)、理系が85.0%(同0.4ポイント低下)である。地域別では、関東地区の就職内定率がもっとも高く、91.2%(前年同期比0.6ポイント上昇)となっている。

 文部科学省と厚生労働省は、大学等と新卒応援ハローワークが連携し、継続した支援を行うことで、就職内定率の向上を目指している。
《神林七巳》

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