NEXERと青山ラジュボークリニックは2024年12月27日から2025年1月9日にかけて、全国の男女1,000名を対象に「子供のお年玉」に関するアンケートを実施した。この調査では、子供にお年玉を渡す割合や、親が預かる理由、渡す相手の基準などが明らかになった。 お年玉はお正月の恒例行事であり、渡す側と受け取る側の双方にとって特別なイベントである。しかし、金額や使い道、渡し方は人それぞれであり、何歳まで渡すか悩む人も多い。 今回の調査では、子供がいると回答した人のうち、65.6%が「子供にお年玉をあげている・いた」と答えた。さらに、お年玉を何歳まであげる予定かについては、「高校卒業まで」が34.7%でもっとも多く、「社会人になるまで」が31.4%と僅差で続いた。 また、子供が受け取ったお年玉を親が預かることがあるかどうかについても調査したところ、65.0%の人が「ある」と回答した。その理由としては、「自分で管理するとわからなくなるから」(30代・女性)、「まだ小さいころはなくしたらいけないので、欲しいものがあれば、お年玉の範囲内で買ってあげていた」(30代・男性)など、子供の管理能力に対する不安が多くあげられた。一方で、親が預からない理由としては、「子供に管理させるのが教育だと思うから」(30代・男性)、「お金の使い方も子供の勉強の1つと思うから」(50代・男性)など、金銭管理を通じた教育の一環と考える意見が目立った。 さらに、どの関係性の相手までお年玉をあげるかについては、「甥や姪」が48.1%で最多となった。お年玉をあげる相手を決める基準としては、「血縁があるかどうか」(20代・男性)、「高校生以下の血縁関係者」(20代・女性)、「年に2、3回は会うかどうか」(20代・女性)などがあげられた。これらの結果から、お年玉を渡す際の基準は、血縁関係や会う頻度など、個々の家庭の事情に基づいていることがうかがえる。 今回の調査結果は、お年玉が子供の金銭感覚を育むための大切な機会であることを示している。親としては、子供の成長に応じてお年玉の渡し方を見直し、金銭管理の教育に役立てることが求められるだろう。