Minecraftカップ運営委員会は、2025年2月16日に大阪府で開催される「教育版マインクラフト」を用いた作品コンテスト「第6回Minecraftカップ」全国大会について発表した。2024年4月から始まった同大会には、全国および海外の小中高生が参加し、「たてもの部門」と「まちづくり部門」の2部門で競い合った。エントリー数は1万5,000人を超え、作品数は774点に達した。 Minecraftカップは、高校生以下の子供たちを対象に「教育版マインクラフト」で作られた作品を国内外から募集し、内容を競い合う大会である。日本のデジタル教育は地域や環境による格差が大きい現状がある中、Minecraftカップは「ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所」をコンセプトに掲げ、すべての子供たちにプログラミング教育やデジタルなものづくり教育を届けることを目的としている。 「まちづくり部門」の最終審査に残ったのは、14ブロックから28チームで、総勢246名の小中高生がファイナリストとして出場する。会場は、大阪・関西万博に先駆けて建設中の「おおさかATCグリーンエコプラザ」で行われる。Minecraftカップに関心のある子供や親、メディア関係者が参加できる。 「たてもの部門」では、すでに書類審査を経て受賞者が決定しており、受賞チームの作品発表と表彰式が行われる。これらの作品は、大阪・関西万博開始後に会場で展示される予定である。 全国大会の見どころとしては、全国および海外から参加するファイナリスト28チーム中、24チームが現地会場で発表を行う予定である。小学生から高校生まで、幅広い年齢層の参加者がそれぞれの地域性や独自のアイデアを盛り込んで作品を作りあげている点が注目される。 審査は、万博プロデューサーやパビリオン建築家などの専門家8名が行い、最優秀賞をはじめ、新人賞や学校賞、特別賞などが決定される。受賞者には表彰状とMinecraftカップオリジナルトロフィーが贈呈される。 Minecraftカップは、東京大学との共同研究を通じて、大会に参加した子供たちが視点の転換や多様な発想を生み出そうとする「柔軟性」が伸びている傾向があることを明らかにしている。グローバル化や情報化が進む中で、自分で考え、他者と協力し、柔軟に新しいものを創造する経験は、子供たちひとりひとりの能力を成長させ、新たな可能性に挑戦する機会を生み出すと考えられている。◆第6回Minecraftカップ全国大会日時:2025年2月16日(日)10:30~17:00会場:おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪市住之江区南港北2丁目1-10 ATC ITM棟 11階)対象:小中高生、教育関係者、メディア関係者募集人数:制限なし締切:なし参加費:無料申込方法:公式Webサイトより申し込み