あなたのお正月の煮物、「茶色」になっていませんか? 和風の煮物といえば、「茶色」な印象になりがちですよね。お正月料理ではにんじん、いんげん、絹さやなどを使っていろどりよく仕上げますが、煮ればやっぱり全体に茶色がかった色になるわけで……。
そこで、今年のお正月こそ試してただきたいテクニックがあるんです。それは……「ちょいのせ飾り切り」です。飾り切りを1個乗せるだけで、見ばえが激変します。ゴージャスな料理を作るよりも、よっぽど低コスト&簡単にできますよ!
6連続配信のうち第3回の今回ご紹介するのは、「松葉ゆず」です。第1回と2回では、にんじんとれんこんの「形」を変えることでお正月感を出しましたが、今回は「色」を加えるテクニックです。
私が実際にトライして、近所のスーパーで買った筑前煮を変身させてみたいと思います。まず、買ったものはこちら。器に盛りかえてみました。
【BEFORE】
次に、「松葉ゆず」を中央に乗せてみます。ゆずの皮に切り込みを入れて松の葉の形にした飾り切りです。
【AFTER】
なんだか、急に高級感が増しましたーーー! ほんの1cm程度のゆずの皮を乗せただけなのに、いつもの晩ごはん風だった筑前煮が、料亭感のあるお正月料理に変身しました。
乗せれば中央部分の高さを強調するばかりか、周りの食材までイキイキと鮮やかに見せる気がします。そんな松葉ゆずの作り方はこちらです。
「松葉ゆず」の作り方
ゆずの皮を縦1×横0.5cmの長方形に切って、縦に置く。
●作ってみたリアルボイス:うまくいかないときは、もう少しだけ大きめの長方形に切ったほうが、やりやすかったです。でも横幅を大きくしすぎると、うまくねじれなくなります。
長い辺に並行になるように、切り込みを2本入れる。均等な幅で片方は上から、もう一方は下から、それぞれ切り落とさないように少し端を残しておく。
●作ってみたリアルボイス:ちゃんと平行に切らないと、あとでねじるときに折れてしまったことも…。細かい作業で、なかなか緊張します。
両端をねじるようにして端を重ねる。
●作ってみたリアルボイス:ゆずの皮の内側(白い部分)が厚いと重ねにくいです。その場合は、白い部分を少し削るのがおすすめ!
松葉ゆずのできあがり! 煮物、酢の物、汁物などお正月料理の飾りに幅広く使えるオールラウンダーです。
★「難しい~」という方は、ゆずを刻んで乗せただけでも彩りをアップできますよ。
★松葉ゆずは、お雑煮のかわいらしいアクセントにも使えます。
みなさんもぜひ、試してみてください!
※この記事のレシピは『から抜粋・編集したものです。 』堀江ひろ子・ほりえさわこ著(主婦の友社)
冗談みたいに簡単なのに「ほんとにおせちが作れる!」向こう10年は映えるおせちが撮れまくる1冊
『 』堀江ひろ子・ほりえさわこ著 1320円/主婦の友社
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