教育出版社の旺文社は2024年12月19日、英検の過去問学習ができるWebサービス「受験生のための英検カコモン」をアップデートし、英検ライティングAI採点β版と2024年度リニューアル形式のオリジナル問題を搭載したと発表した。 「受験生のための英検カコモン」は、PC、タブレット、スマートフォンで利用できるWebサービス。ブラウザはGoogle Chrome最新版、Safari最新版に対応している。 英検ライティングAI採点β版は、同サービス内で提供。準1級、2級、準2級、3級のライティング問題に対応し、オンラインで何度でも無料で採点が可能となっている。β版の公開期間は2024年12月20日から2025年3月31日までで、期間は予告なく変更される場合があるという。 英検ライティングAI採点は、旺文社の長年にわたる過去問研究とユーザーの解答データ分析に基づき、最新のAI技術で採点を行う仕組み。英検と同様に、内容、構成、語彙、文法の4観点で評価されるため、試験対策に適している。準2級と3級のEメール問題は、内容、語彙、文法の3観点で採点される。 さらに、語彙や文法の添削機能も搭載しており、独自の技術でミスをマークアップし、改善例を提示する。これにより、英作文のブラッシュアップが可能となる。また、スコアアップを目指すためのAIからのコメントも提供され、主題文や理由などの構成要素ごとに改善点をアドバイスする。 2024年度第1回からは、過去9回分の一次試験・二次試験の過去問に加え、リニューアル形式に対応した一次試験オリジナル問題も搭載。準1級、2級、準2級、3級に対応し、より多くの問題に取り組むことができる。 ライティングAI採点の正式版は2025年に実装予定。 「受験生のための英検カコモン」には無料会員と有料会員があり、有料版では表示順機能(でる順・難しい順・易しい順)やフィルタ機能(間違えた問題・未習問題・ブックマーク)なども利用できる。税込価格は1か月プラン1,800円、12か月プラン1万8,000円。初回ログインから24時間は無料トライアルが可能となっている。