「認知症なんてまだまだ先の話」と他人事のように考えている40代‐50代が多いのでは?そんなあなたに知ってほしい『認知症』にまつわる最新研究のお話です。身に覚えはない? 更年期になると認知機能が衰え始める!
「最近、物忘れが増えた」「立ち上がった瞬間に、やろうとしていたことを忘れた」と、認知機能に衰えを感じ始めている方はいませんか。当てはまる方は、認知症予備軍かも?あらゆる病気と同じように「認知症」になってからでは遅いんです。
オトナサローネでは今からできる対策を探るべく、株式会社明治が行った研究成果(メディア)発表会を取材しました。
『お酒のおつまみにも最適なアレ』を適切な量を食べるだけで、なんと認知機能の低下を予防できるかもしれません!登壇されていた国立長寿医療研究センター理事長特任補佐/桜美林大学客員教授 鈴木隆雄先生に、詳しく解説していただきました。
▶▶え!まさか!「ただの物忘れ?」いいえ、「40代で」認知症予備群である「軽度認知障害(MCI)」になっている⁉
「ただの物忘れ?」いいえ、まさか「40代で」認知症予備群である「軽度認知障害(MCI)」になっているかも
人生100年時代、言わずもがなですが「健康寿命」をいかに伸ばせるかが、自分らしく生きるために重要なポイントです。それに欠かせないのが、認知機能の低下を防ぐこと。ただ実は現在、65歳以上の5人に1人は認知症になると言われています。
「認知症なんてまだ先の話」と自分ごとに考えていない方も多いと思いますが、そうではありません。
認知症の手前の段階「MCI=軽度認知障害」という状態をご存じでしょうか?本人や家族に認知機能低下の自覚があるものの、日常生活は問題ない状態のことです。実は、40代半ばごろからMCIになっている人も珍しくないのです。「昨日は何してたっけ?」「アレアレ……名前が出てこない」など、「以前より記憶力が低下している」自覚があったら、MCIの可能性があるかもしれません。
気づいた人は、ラッキーだと思いましょう。MCIは放っておくと認知症に進行するリスクがありますが、適切な対策をすることで健常な状態に戻る可能性があるからです。その手段のひとつとして今回おすすめしたいのが、カマンベールチーズです。
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【監修者】
国立長寿医療研究センター理事長特任補佐/桜美林大学 客員教授 鈴木隆雄先生
札幌医科大学医学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了。国立長寿医療研究センター研究所長や桜美林大学老年学総合研究所所長等を経て現職に。著書に『超高齢社会のリアル』(大修館書店)など。