子供が読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営するYondemyは、私立中学受験における国語力の基盤となる読解力を育むことを目的に、進学塾の浜学園と連携を強化することを発表した。今回の連携により、読書を通じて子供たちの読解力を向上させることを目指す。 Yondemyは「日本中の子供たちへ、豊かな読書体験を届ける」をミッションに掲げ、子供がハマる読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を提供している。近年、子供の読書離れが深刻化しており、Yondemyは読書教育の認知向上やノウハウの普及を目指して活動している。 一方、浜学園は「灘中学」への合格者数が20年連続・39回の日本一を達成するなど、英才教育の分野で数多くの実績を誇る関西を代表する進学塾である。浜学園をはじめとする学習塾では、算数・国語・理科・社会の4教科を中心に指導が行われているが、国語の文章が読めないという悩みをもつ生徒やその保護者も多い。算数は数式やテクニックを学ぶことで再現性が高く、効率的に習得しやすいが、国語は読解力や創造力を高めるための基盤となる「読む力」が求められるため、塾での指導だけでは十分なサポートが難しいという課題がある。 そこで、読書を通じて子供たちに必要な読解力を育むことが学力向上に繋がると考え、今回の連携が決定した。日常的に読書を習慣化することで、学習の土台となる「読む力」を本質的に伸ばし、新たな読書体験を通じて、国語をはじめとする全教科における子供たちの読解力向上を目指していく。 浜学園の学園長、松本茂氏は「本を読ませたいのだけれど、どうすれば本を読むようになるでしょう?」という相談に対する答えは難しいが、今回の取組みをきっかけに、子供それぞれが読書にハマり、人生を豊かにしてくれる大切な1冊に出会い、受験だけに限らず、広い世界に目を向ける一歩目につながっていくことを期待していると述べた。 Yondemyの代表取締役、笹沼颯太氏は、学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた際、担当していたすべての家庭から「先生は小さいころ、どんな本を読んでいたんですか?本が好きになったきっかけは何ですか?」と尋ねられた経験があると語る。読解力不足が国語の成績不振のみならず、算数の文章題でつまづく、理科や社会の教科書を読むのが辛いなど、さまざまな学習上の悩みに繋がっているとのことだ。今回の取組みにより、子供たちが学びの土台となる「読む力」を身に付け、生涯にわたって学びを楽しみ続けられるようになることを期待している。 Yondemyは、子供が読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を提供しており、AIによる子供ひとりひとりの好み・レベルに合わせた選書や、本の楽しみ方を1日3分で学べるミニレッスンを土台とした習慣化支援、キャラクターとの冒険やバッジ・レベルアップなどのゲーミフィケーションを特徴としている。これにより、子供たちが「楽しく・たくさん・幅広く」本を読めるようになる成長を実現している。