東進ドットコムは2024年11月18日、東進が客観的に評価した2025年入試対応の「大学入試偏差値ランキング」を公表した。国公立（前期）の合格可能性50％偏差値は東京大学「理科三類」74が最難関。目標とする大学の合格レベルを知ることで、今後の学習のための指標として活用してほしい。 東進の大学入試偏差値ランキングは、過去3年分の共通テスト分析の結果と、東進主催・年6回連続模試「共通テスト本番レベル模試」（全国統一高校生テストを含む）の受験生得点データの集計結果をもとに算出、作成した偏差値一覧。検索機能が充実しており、国公立や私立、文系や理系の区分に加え、偏差値の範囲、エリア（地域、都道府県）などさまざまな条件を設定して利用できる。 掲載大学は、東進ブックス「大学受験案内」に掲載の人気度や難易度、特徴的な教育プログラムをもつ大学から全国190大学を厳選。今回、2024年度入試に基づく2025年度入試対応の最新版が公開となった。原則として、国公立大は前期日程、私立大は個別入試ならびに共通テスト併用入試のみ掲載。一部、大学・学部学科および入試方式を集約、割愛している。 合格可能性50％偏差値をみていくと、国公立（前期）文系は東京大学「文科一類」「文科二類」「文科三類」が70、国公立（前期）理系は東京大学「理科三類」74が最難関。 国公立（中期・後期他）文系は、東京外国語大学「国際社会／国際／北西ヨーロッパ・北アメリカ」が66、国公立（中期・後期他）理系は、北海道大学「工／情報エレクトロニクス（学部別）」、北海道大学「理／化学（学部別）」「理／数学（学部別）」「理／生物／高分子（学部別）」、「理／地球惑星科学（学部別）」、「理／物理（学部別）」が最難関で偏差値68。 私立文系は早稲田大学「政治経済（併用）」と「法」、慶應義塾大学「環境情報／環境情報」「経済／経済（A）」「総合政策／総合政策」「法」が71、私立理系は慶應義塾大学「医」75が最難関となっている。 なお、偏差値算出は、国公立大は平均6教科8科目、私立大は3教科に基づいている。また、国公立大と私立大で偏差値算出の基準が異なるため、たとえ数値が同一であっても国公立大・私立大間で偏差値を比較することはできないという。 「大学入試偏差値ランキング」は、東進ドットコムの「大学案内」や「過去問データベース」などの情報コンテンツと連携しており、偏差値や入試情報のほか、大学に関する基礎知識や学部・学科の情報を確認できるので、より効率的に志望校選びが可能。ぜひ活用し、大学選びの参考としてほしい。
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