【公立高校統廃合】埼玉県の再編・統合まとめ…6校新設 | NewsCafe

【公立高校統廃合】埼玉県の再編・統合まとめ…6校新設

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埼玉県立学校の活性化・特色化方針「県立学校魅力発信サイト」
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  • 魅力ある県立学校づくり第2期実施方策
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  • 県立高校(全日制の課程)の配置(平成30年度)と地域区分等
 埼玉県教育委員会は、今後予想される中学校卒業予定者の減少、社会状況の変化、生徒・保護者ニーズの多様化などに対応し、県立学校のより一層の活性化・特色化を図ろうと「魅力ある県立学校づくりの方針」を策定している。「魅力ある県立学校づくり第2期実施方策」に盛り込まれた新校6校の情報をまとめて紹介する。

2026年度
再編統合・学校新設:6校
国際感覚を身に付けたグローバル人材を育成する高校:3校
 国際に関する学科と普通科の併置校として、和光国際高校と和光高校を統合し、現在の和光国際高校の場所に新校を設置する。国際に関する学科の中心的役割を担う高校を目指す。

 国際に関する学科と普通科の併置校として、岩槻高校と岩槻北陵高校を統合し、現在の岩槻高校の場所に新校を設置する。地域の伝統産業を海外に発信することで、地域社会に貢献しつつ、豊かな表現力を身に付けることを目指した教育を行う。

 国際に関する学科と普通科の併置校として、秩父高校と皆野高校を統合し、現在の秩父高校の場所に新校を設置する。地域の観光資源を海外に発信することで、地域社会に貢献しつつ、豊かな表現力を身に付けることを目指した教育を行う。

 各新校では、国際感覚や語学力を身に付け、国内外で活躍できるグローバル人材の育成を目指す。自国の伝統や文化を理解し、異なる文化や価値観を尊重する態度を育て、SDGsなどの地球規模の課題の探究活動に取り組む。

アニメーション・美術分野で活躍できる人材を育成する高校:1校
 アニメーション・美術に関する学科と普通科の併置校として、越生高校と鳩山高校を統合し、現在の越生高校の場所に新校を設置する。新校では、クリエイティブな分野で活躍できる人材の育成を目指す。美術に関する専門科目に加え、アニメーションに関する科目などを設け、専門的な知識や技術の習得に取り組む。県内にあるアニメーションスタジオなどの外部機関との連携を通して、より実践的・体験的な学習活動を行う。

ビジネス分野で活躍できる人材を育成する高校:1校
 ビジネスに関する学科と普通科の併置校として、八潮南高校と八潮高校を統合し、現在の八潮南高校の場所に新校を設置する。ビジネス分野で活躍できる人材の育成に取り組む。科学的根拠に基づいたデータ分析や課題研究などを通して、創造的に解決する力や社会人基礎力を養う。株式会社の設立・マネジメントなど、実践型のビジネス教育に取り組むパイロット校を目指す。

先端産業分野で活躍できる人材を育成する高校:1校
 県内初の工業に関する学科と情報に関する学科の併置校として、大宮工業高校と浦和工業高校を統合し、現在の大宮工業高校の場所に新校を設置する。機械・電気・建築・ロボット技術・専門情報に関する学科を置き、先端産業分野で活躍できる人材の育成に取り組む。学科横断型の課題研究などを通して専門知識の統合を図り、新たな価値の創造に結び付けていく資質・能力を育成する。県内の工業・情報教育の拠点となる高校を目指す。


 埼玉県では、「魅力ある県立高校づくり第1期実施方策」により、2023年4月に児玉高校(児玉白楊高校と児玉高校を統合)と飯能高校(飯能高校と飯能南高校を統合)が開校している。2026年4月に開校予定の新たな県立高校6校については、校名アイデアを募集し、各校の教育活動などの基本的な方向性を定めた「新校基本計画」も策定した。

 今後については、南部・さいたま・県央地域から2~4校、南西部・川越比企・西部地域から2~4校、東部・利根地域から2~4校、北部・秩父地域から2~3校の再編整備を検討している。
《奥山直美》

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