トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」に福島・高知 | NewsCafe

トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」に福島・高知

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「拠点形成支援事業」2024年度採択地域事業について
  • 「拠点形成支援事業」2024年度採択地域事業について
  • 新・日本代表プログラム「拠点形成支援事業」全体像
  • 新・日本代表プログラム「拠点形成支援事業」プログラム概要
 文部科学省は2024年9月12日、トビタテ!留学JAPANの第2ステージ「新・日本代表プログラム」における「拠点形成支援事業」の2024年度採択地域事業に、福島県と高知県が決定したと公表した。あわせて、2025年度の公募スケジュールも公開。9月下旬に公募説明会の実施を予定している。

 官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」における「拠点形成支援事業」は、高校生のグローバル人材の育成に取り組む留学モデル拠点地域を全国に作ることを目的に2023年度からスタートした新たな取組み。地域の将来をリードし得るイノベーティブなグローバル人材育成のために地域の産学官が協働し、地域課題などを自分ごととして捉え、「グローバル」な視点をもって「ローカル」(地域)の発展に貢献する、高校生などのグローバル探究リーダーの育成を目指す。

 初年度である2023年度は、石川県、静岡県、滋賀県の3県を採択。すでに派遣留学生が世界へ飛び立っているという。今回、2024年度の採択地域事業として福島県、高知県の2県を地域事業として決定した。事業全体としては、最大12地域の採択を予定している。

 採択地域は、年間最大50人、地域内の高校等に在籍する高校生などを選抜し、「マイ探究コース」「社会探究コース」「スポーツ・芸術探究コース」に、地域特有の課題解決や地域貢献につながるテーマを海外で探究する「地域探究コース」を加えた、4つのコースからなる留学プログラムを実施する。

 今回採択された両県の事業計画をみると、福島県は「ふくしまの未来を担うグローバル人材育成事業」と題し、留学先における活動期間が14日以上124日以内の留学計画を対象に支援を実施。高知県は「こうち未来創造グローバル人材育成事業~高校生の留学支援~」と題し、留学先における活動期間が14日以上53日以内の留学計画(こうち未来創造コース)と、活動期間が14日以上114日以内の留学計画(マイ探究コース、社会探究コース、スポーツ・芸術探究コース)を対象に支援を行う。

 採択地域における募集は2025年1月から4月にかけて行われる予定。留学期間は、福島県、高知県ともに2025年7月10日以降に開始し、終了時期は福島県が12月31日まで、高知県が8月31日(こうち未来創造コース)および、10月31日(マイ探究コース、社会探究コース、スポーツ・芸術探究コース)までに終了する計画を対象とする。

 事業の対象となる高校生などの要件やプログラムの内容(地域探究コースのテーマや留学先等)、募集時期、選考方法などは地域事業によって異なるため、詳細は今後、「トビタテ!留学JAPAN」公式ホームページおよび採択地域のホームページなどに掲載される内容にて確認のこと。

 なお、2025年度公募に関する情報も公開された。2025年度は、最大12地域の採択を目指す第2ステージの最後となる「拠点形成支援事業」の公募を実施。今後のスケジュールは、2024年9月下旬に公募説明会を実施。11月中下旬に募集要項公開、2025年1月~3月下旬にかけて募集を行い、7月上旬に採択地域を決定する。
《畑山望》

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