Kep1er、日本初ファンコンサートツアー完走 “至近距離ファンサ”・観客参加型企画…全方位魅了の2時間で魅せた9人の個性＜オリジナルライブレポ／セットリスト＞

【モデルプレス＝2024/03/04】日中韓の9人組グローバルガールズグループKep1er（ケプラー）が3月3日、神戸ワールド記念ホールの公演にてグループにとって日本初のファンコンサート「Kep1er JAPAN FAN CONCERT 2024 ＜FLY-HIGH＞」（※＜＞は正式には半角表記）の幕を閉じた。ここでは2月23日に千葉県・幕張メッセイベントホールにて行われた初日公演の様子をレポートする。＜オリジナルライブレポ＞

【写真】Kep1er、美スタイル際立つ肌見せSEXY衣装

◆「Kep1er JAPAN FAN CONCERT 2024 ＜FLY-HIGH＞」

Kep1erは、韓国のオーディション番組「Girls Planet 999：少女祭典」（通称：ガルプラ）から誕生した、ユジン（YUJIN）、シャオティン（XIAOTING）、マシロ（MASHIRO）、チェヒョン（CHAEHYUN）、ダヨン（DAYEON）、ヒカル（HIKARU）、ヒュニンバヒエ（HUENING BAHIYYIH）、ヨンウン（YOUNGEUN）、イェソ（YESEO）からなるグローバルガールズグループ。グループ名のKep1erは「夢をつかんだ」ことを意味する“Kep”と、9人の少女が1つになって「最高のガールズグループ」になるという意味の“1”を組み合わせている。

同公演は2023年11月にリリースされた日本3rdシングル＜FLY-HIGH＞のタイトルを冠したKep1erにとって初の日本ファンコンサートツアー。タイトルには、これからも君（Kep1ian＝ファン）とさらにもっと高く飛んでいきたい“Together we fly high”という思いが込められている。

◆Kep1er、一糸乱れぬパフォーマンス＆“ファン参加型”ゲームで盛り上げる

Kep1ian（読み：ケプリアン／ファンネーム）でいっぱいになった会場一面がパープルのライトスティックで染まり、今か今かと開演を待ち侘びていると、センターステージからツアーキービジュアル衣装に身を包んだ9人が登場。デビュー作の韓国1stミニアルバム「FIRST IMPACT」より「See The Light」、日本2ndシングル＜FLY-BY＞の収録曲「MVSK（Japanese ver.）」、日本3rdシングル＜FLY-HIGH＞のタイトル曲「Grand Prix（FLY-HIGH TOUR ver.）」とエネルギッシュなダンスナンバーで華々しくステージの幕を開けた。

一糸乱れぬパフォーマンスに観客のボルテージは一気に上昇し、大きな歓声が巻き起こると、Kep1erもそれに応えるかのように「Catch your eye, Catch your mind！こんばんは、Kep1erです」と元気に挨拶し、一人ずつ自己紹介。チェヒョンは「私は皆さんのセンスが見たいです！」と呼びかけ、「私は？チェヒョン！」とコール＆レスポンスでトークを盛り上げると、続くヒカル、マシロらも真似して挨拶。最後にはイェソが「私はもっと大きな声が聞きたいです！」と末っ子らしく“いいとこ総取り”でヒートアップさせると、チェヒョンは指差しでツッコミを入れたり「やれやれ」とこぼしたりとチャーミングなリアクションを見せ、和やかな雰囲気に包んだ。

そしてKep1erの紹介により、K-POPファンにはおなじみの古家正亨氏がMCとして登場し、ゲームコーナーへと突入。今回は、3月3日の最終公演まで同じチームでの挑戦となり、全公演の合計得点で勝敗が決まるというルール。シャオティン、ダヨン、ヒカルによる「チーム1」は、「ガルプラ」で日中韓グループのセンターを務めていた3人でもあり、ヒカルが「1」をドヤ顔でアピールするとメンバーからは「それな」と小さな声で日本語が漏れた。また、チェヒョン、ヒュニンバヒエ、イェソの「キャプティーン」、ユジン、マシロ、ヨンウンの「ビタミンC」はキュートにチーム名を発表し、会場からは「可愛い～」の声が溢れた。

最初のゲームは「探し出せ！たった一人のKep1ian」と題し、カメラを使ってKep1ianの中からお題に合う人を探し出すゲームを敢行。「メガネを身に着けている人」「青色の服を着ている人」「三つ編みヘアの人」…などそれぞれ違ったお題に沿ったKep1ianを大勢の観客の中からKep1erが探し出す時間は、ファンも「ここにいるよ～！」とアピールしてメンバーに協力できる“参加型ゲーム”で両者の距離がグッと縮まった瞬間だった。

◆Kep1er、初ユニット曲＆韓国収録曲を日本初披露

ゲーム終了後のステージでは、ワインレッドとブラックを基調としたラメやベロア素材があしらわれた華やかな衣装にチェンジ。いつもに増して大人っぽくなった姿で披露した「Dreams」は、スタンドマイクを使いしっとりと歌い上げ、会場の雰囲気をガラッと変えた。そして韓国5thミニアルバム「Magic Hour」に収録されたデビュー後初のユニット曲「Tropical Light」「TAPE」、そして「Love on Lock」を日本初披露。歌唱後、ファンからの大きな歓声を受け、ヒュニンバヒエが「頑張って準備した甲斐がありました」と安堵するとともに、パフォーマンス中にモニターに映った練習映像はチェヒョンが提案した演出だと明かし、その感動的な演出に会場から拍手が巻き起こった。

そして会場にいるKep1ianと記念撮影で思い出を刻むと、2つ目のゲーム「ミッションを達成させろ！STAGE Grand Prix！」で、3つのミッションに挑戦しながらセンターステージからメインステージの両端まで全力で駆け回るメンバーたち。ペットボトルフリップなどのミッションもあり、集中力と体力をフル回転させる様子からは、普段の音楽活動では見られない素顔が垣間見えた。その後、ヒュニンバヒエ、チェヒョンが一時的に席を外す中、メンバーがそれぞれトークを繋げながらサポートする一幕も。全員が揃ったところで同日の合計点数が発表され、初日公演は「ビタミンC」がトップでスタートダッシュを切る形となった（※最終結果はKep1er公式X（旧Twitter）にて発表）。

観客の熱がどんどん高まる中、公演はいよいよ終盤へ。「tOgether fOrever」の歌唱中には青色のライトが会場を照らし幻想的なムードに包まれる中、チェヒョンが「これからもずっと一緒だよ！」と愛を叫び、観客の目頭を熱くさせた。続けて「We Fresh（Japanese ver.）」「WA DA DA（Japanese ver.）～IMLAY Remix～」「Wing Wing」のメドレーでは、曲中にシャオティンらの激しいダンスブレイクも挟み、息をつかせぬパフォーマンスで走り抜けると、メンバーは感謝の言葉とともに会場を後にした。

◆Kep1er、至近距離でファンサ連発

しかしこれだけで終わらないのがKep1erだ。Kep1ianによるアンコールで会場にさらなる一体感が生まれた中、Y2K風にアレンジしたライブグッズのフーディーに身を包んだ9人がトロッコに乗って再び登場。一部楽曲は撮影可能となり、メンバーはKep1ianが持つ携帯に向けて様々なポーズで応えたり、至近距離でファンサービスを連発した。

その後、ダヨンが「皆！いまノリノリ？」「Kep1erのこともっと好きになってくれましたか？」とKep1ianをさらに盛り上げ、観客が沸き上がる中、メンバー一人ずつの挨拶へ（※下部にて9人のコメント全文掲載）。ユジンは「私はKep1ianが（小声で）大大大大大好きだよ」と可愛らしく愛を伝えると、顔の前に手でハートを作り、思わず照れ隠しするという愛嬌全開の挨拶にメンバーからのツッコミが止まらず。するとヒカルも「私も！」とユジンの挨拶を可愛らしく真似て、観客の心を掴んだ。

マシロは「去年の日本のコンサートが終わってから本当にこの公演が待ち遠しかったんですけど、今日（Kep1ianの）笑顔を見て本当に胸がドキドキしてワクワクしてすごく幸せな時間でした。でも今日が初日ですので、皆さんこれから残った私たちのコンサートの間ずっと楽しんで会いましょう。素敵な時間を沢山作りましょう！」と呼びかけ。最後は9人全員横一列で手を繋ぎ「Catch your eye, Catch your mind！ありがとうございました、Kep1erでした」と挨拶し、日本デビューシングル「FLY-UP」の収録曲「Daisy」でKep1ianに花のプレゼントを贈りながら、最後の楽曲を噛み締めた。そして曲を終え、「愛してるよ～」「大好きです」と口々に伝えながら、ステージを締めくくった。

◆Kep1er、9人の多様な魅力溢れる

ここからは、9人それぞれの魅力とともに同公演を振り返りたい。まずは、愛嬌たっぷりの挨拶や仕草でKep1ianに愛を伝えたユジン。しかしいざとなると、思わず照れ笑いを浮かべ、手で作ったハートで顔を隠しては「恥ずかしい」とこぼす姿に会場中の観客がノックアウトされたのではないだろうか。普段はグループを束ねるリーダーとしてしっかりした姿を見せることが多いからこそ、その小動物のような可愛らしさは破壊力抜群で思わず抱きしめたくなる瞬間だった。

全方位どこから見ても麗しいシャオティンが微笑むだけで会場には黄色の歓声が飛び交った。決して多くを語らない彼女が、懸命に外国語（日本語）で想いを伝えてくれるからこそ、その言葉には一層重みがかかり、“これからもついていきたい”と思わせてくれる。

常にキュートな笑顔が絶えないマシロは、ゲームのルールを理解していなかったヒカルに「話聞いてなかったでしょ（笑）？」と的確にツッコミを入れたり、メンバーの言動に誰よりも笑ったりと自分以外の誰かの魅力を何倍にも引き出していた。周囲への配慮、観察力…グループを陰で支える彼女の底力は計り知れない。

盛り上げ上手なチェヒョンは、自分を含む「キャプティーン」チームを「一番可愛いです」とアピールするなど随所で天真爛漫な可愛らしさを炸裂。そんな中でも、コール＆レスポンスをはじめ、ファンを巻き込むコメントが印象的で、観客と少しでもコミュニケーションを取ろうとする彼女の自然な優しさが垣間見えた。

ムードメーカーのダヨンも、チェヒョンと同じように沢山の呼びかけで会場を盛り上げていた一人。パフォーマンス中には前にいたイェソにタッチしたりと、仲良しだからこその“いたずら”が発動する瞬間も目撃。一方で、最後の挨拶では「これからの日本での活動のために日本語の勉強を一生懸命頑張りました」と話していたように、その向上心の高さとファンのために努力を忘れない姿に胸が熱くなった。

愛されキャラのヒカルは、今回も“通常運転”でメンバーからのツッコミが飛び交う1日に。ゲームではゴールを素通りして全力疾走したり説明を理解していなかったりと、一生懸命だけどどこか抜けている一面にほっこり。しかしパフォーマンスになると、カリスマ性に溢れたパワフルなダンスを存分に見せつけられ、知らぬ間に会場中の人が沼にハマっていくことになるだろう。

ヒュニンバヒエは、長い手足を使った華やかなパフォーマンスに加え、日本語が日に日に上達しており、今回も韓国語は一切使わずに初日公演を完走。一方、ゲームは誰よりも楽しみ、積極的にリードしながら果敢に挑戦する姿を見せ、ますます魅力的なギャップが大きくなるばかりだった。

また誰よりもファンサ連発の神対応を見せていたのがヨンウンだろう。センターステージからメインステージに戻る際もギリギリまで残ってファンの声援に応えたり、ゲーム中にはクイズで悩むと、下手の客席に駆け寄りファンから答えを聞き出したりと、1秒でも長く共にファンとの時間を過ごしてくれた。カメラを向けられる度にキュートなポーズを次々と見せ観客を沸かせる、ファン思いの優しさとエンターテイナー性に脱帽だ。

そして“生きてるだけで可愛い”イェソは、マイペースな言動と天然っぷりでメンバーにとってもKep1ianにとっても癒やしの存在に。最後の挨拶を終え、メンバーから「赤ちゃん」とツッコまれると、「私は赤ちゃんじゃないです！」と訂正する微笑ましいやりとりもあり、末っ子だからこその魅力を最大限に発揮しファンを魅了していた。

多様な魅力が溢れる9人による約2時間のステージは、全16曲のパワフルなパフォーマンスと彼女たちの素顔が垣間見えるゲームが詰め込まれ、高い音楽性とKep1erならではの“わちゃわちゃ感”が楽しめる空間に。また、ゲームや楽曲の合間にメンバーたちが両端の席まで欠かさず行っていたファンサービスを通じ、“誰もが楽しめるステージ”を作り上げていた。（modelpress編集部）

◆セットリスト

1. See The Light
2. MVSK（Japanese ver.）
3. Grand Prix（FLY-HIGH TOUR ver.）
4. Up！（Japanese ver.）
5. Dreams
6. Tropical Light（ユジン、シャオティン、ヨンウン、イェソ）
7. TAPE（マシロ、チェヒョン、ダヨン、ヒカル、ヒュニンバヒエ）
8. Love on Lock
9. LVLY
10. tOgether fOrever
11. Galileo（Japanese ver.）
12. XFV-（We Fresh（Japanese ver.）、WA DA DA（Japanese ver.）～IMLAY Remix～、Wing Wing）

【アンコール】
13. Sugar
14. I do！Do you？
15. Back to the City
16. Daisy

◆Kep1er、最後のスピーチ＜全文＞

シャオティン：皆さんどうでしたか？（韓国語で）今日は今年初めてのファンコンサートなんですけど、ここで皆さんに会えて本当に良いスタートを切ることができたという風に思います。なので、来てくださりまして、本当に本当にありがとうございます。（日本語で）今日も一緒に素敵な時間を過ごして明日もあさっても幸せな時間を過ごしましょう！愛してる（サランヘポーズ）。

ダヨン：日本での１回目のファンコンサートでした。皆さんいかがでしたか？私も今日は本当に幸せでした。今回のコンサートとこれからの日本での活動のために日本語の勉強を一生懸命頑張りました！私の日本語の実力は伸びましたか？いつも私たちを見に来てくれてありがとうございます。私たちはもっともっともっと一生懸命に頑張って努力してかっこいいアイドルになります。ずっとずっと一緒にいてください。愛してます！ありがとうございます！愛してます（サランヘポーズ）！

ユジン：私たちが新しいパフォーマンスをお見せしましたけども、いかがでしたか？近くで会えて、一緒にゲームをして、めっちゃめっちゃ幸せでした。私はKep1ianと一緒に過ごす時間がいつもいつも幸せです。今日来てくださって本当にありがとうございます。これからもそばにいてください。私はKep1ianが（小声で）大大大大大好きだよ（顔前で手でハートを作り照れ隠し）。

ヨンウン：コンサートの初日を迎えることができてとっても幸せです。メンバーたちと本当に沢山練習をしました。皆さんと会えるのが4回も待っているからとっても幸せです。毎日素敵なステージをお見せするので見守ってください。今日は来てくれて本当にありがとうございます。雨が降るから気をつけて帰ってください。楽しかったです。ありがとうございます。皆さん愛してる（サランヘポーズ＆投げキス）。

ヒカル：皆本当に日本語が上手すぎてもう言うことないんですけど（笑）、今日来てくれて本当にありがとうございます。今までよりもっと近くで皆に会うことができてすごく幸せだったし、今日のために一生懸命準備して今日を楽しみに待っていました。初日ですごく皆緊張していたんですけど、（涙を流すジェスチャーで）Kep1ianの顔を見てすごく感動しました。気をつけてお帰りくださいませ。大好きです。

マシロ：今日は天気が本当に悪かったんですけど、皆さん来てくれて本当にありがとうございます。去年の日本のコンサートが終わってから本当にこの公演が待ち遠しかったんですけど、今日（Kep1ianの）笑顔を見て本当に胸がドキドキしてワクワクしてすごく幸せな時間でした。でも今日が初日ですので、皆さんこれから残った私たちのコンサートの間ずっと楽しんで会いましょう。素敵な時間を沢山作りましょう！今日は来てくれてありがとうございます。もっともっと頑張ります。ありがとうございます。大好きです（顔前でハート）！

イェソ：（照れ笑いを浮かべながら）前回のコンサートに続いて沢山のKep1ianとご一緒できて幸せでした。Kep1ianが楽しんでくれたお陰で私も楽しかったです！これからも頑張ります。Kep1ian愛してるよ（顎の下で小さくハートポーズ＆サランヘポーズ）。私は赤ちゃんじゃないです！

チェヒョン：今日のコンサートは初めの日だからちょっとちょっと足りない部分があったと思いますけど…（「ないよ」というKep1ianの声を受け）ないですか！？楽しかったですか！？新しいパフォーマンスで新しい姿をお見せしたかったです。私は皆さんが楽しめたなら良かったです。私も本当に幸せな時間でした。本当にありがとうございます！明日もよろしくお願いします（深く頭を下げて小さく手でハート）！

ヒュニンバヒエ：Kep1ian～！今日1日楽しかったですか？私はとても幸せでした。残りの2日間も一緒に過ごせるのでとても楽しみです。いつもキラキラしてる目で私たちを見てくれて楽しんでくれてありがとうございます。今日の時間も幸せに過ごしてください！私たち、明日も会いましょうね！大好き（サランヘポーズ）！

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