4月は異動の季節…テレビ業界もご多分にもれず、である。ニューヨークに転勤となったテレビ東京・大江麻理子アナをはじめ、フジテレビ退社翌日の4月1日にフリーとして「笑っていいとも!」テレフォンショッキングに出演した高橋真麻アナ、古巣・日本テレビに復帰することになった夏目三久アナ…。各局、顔ぶれに変化が見られる。
昨年はテレビ東京がアナウンサーの採用を見送るなど、民放キー局全体で入社した女子アナはわずか7名。今年は多少なり門が広がったようだが、元タレントなど"セミプロ"の採用が多いという。
いわゆる"女子アナ"がバラエティーの要素を求められるのは、もはや自然の流れ。"タレント"との境目が曖昧になるのは致し方ないことなのだろうが、視聴者はどう感じているのだろうか。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「タレント化していく女子アナ…アリだと思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…16.9%】
■そういう職種だと思う。残念ながら。美人が半分必須科目。
■『女子アナ』って呼び方がナシ。
■そもそもニュース番組が少ないからな。タレント化するでしょ。
■佐川男子より、はるかにマシ。
■誰だって何がキッカケで他の才能開花するか解らないじゃない(笑)。
■華やいで良いのでは? アナウンス技術だけはしっかり磨いてね。
■昔(バブル頃)からなので、そういうものだと思ってる。
■もう、アナウンサーでなく女子アナってジャンルのタレントだと思ってる。
■…時代だな…って気持ちで"アリ"。
■自社でタレント雇って経費削減、ってことでしょ。
【ナシ…83.1%】
■ありえない。
■ニュースをしっかり読める人の方がいい。タレント化は必要ナシ。
■その前に原稿を噛まずに読め!! と昔同じコメント書いた!!
■本当のタレントよりでしゃばってる気がする。
■だからフジテレビはだめなの!!
■タレントになりたいなら転身すれば?
■こんなアホなことやってるのは日本だけ。
■タレント化させた局が悪い!
■単純に本末転倒だから。程々にして本来の職務を全うすべき。
■何をしたくてアナウンサーになったのだろうか?
結果は【ナシ派】が8割超と圧倒的。美しさ、華やかさを否定するわけではなく「努力の方向が違うのでは」「本末転倒」など"アナウンサー"に求められている能力の向上を疎かにしている…と感じる視聴者が大多数のようだ。さらに【アリ派】のコメントも「バブルあたりから諦めてる」「もう、そういうジャンルだと思っている」など、かなりクール。"アナウンサー"でなく"女子アナ"…彼女らを眺めるにつけ、そう括られても仕方ないと感じるという、厳しい意見だ。
そして「視聴者が騒いで持ち上げた結果じゃん…」「マスコミが人気ナンバーワンとか記事にするから勘違いする」という辛口のコメントも…。これについては我々周辺メディアにも責任の一端あり…と言わざるを得ないか。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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