チ・チャンウク&今田美桜、日韓共同制作に当初は不安も「笑いが絶えなかった」「本当に面白い人」和気あいあいとした撮影秘話【「メリーベリーラブ」インタビュー】
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◆チ・チャンウク&今田美桜W主演「メリーベリーラブ」
本作は、大失敗した韓国の空間プランナーのイ・ユビン(チ・チャンウク)とイチゴ栽培に励む若き農業女子・白浜夏凛(今田美桜)が、日本の美しく自然豊かな島を舞台に繰り広げるロマンティックコメディ。日本テレビと、韓国ドラマ「愛の不時着」や「涙の女王」など数々の世界的ヒット作を生み出してきたCJ ENMが初の共同プロジェクトとしてタッグを組み、日本テレビとウォルト・ディズニー・ジャパンの戦略的協業の一環として、放送とあわせてディズニープラスでの世界配信も行われる。
◆チ・チャンウク&今田美桜、役との共通点
― 「メリーベリーラブ」はどのようなドラマですか?また、お2人の役柄についても教えてください。
今田:「メリーベリーラブ」はとても可愛くて愛らしいお話です。日本の島で育ったいちご農家の白浜夏凛という役は病を抱えていて、それでもひたむきにいちごと向き合っていて、おじいちゃんから引き継いだいちごを丹精込めて育てながら、一生懸命に生きる、明るく活発な女の子です。でも病気を抱えているということや過去のトラウマもあって、なかなか恋愛や人間関係に対して前向きになれない臆病なところもあるような人だと思います。その中で、突然現れるユビンと出会ってから少しずつ心を開いていくので、その過程がとても可愛らしいドラマです。
チ:僕も今田さんがおっしゃったお話と重なりますが、お互い違った環境で育った全く性格も正反対の2人の男女が出会って、様々な事件を切り抜けていくその過程で癒しを感じたり、たくさんの学びがあります。色々なことを知りながら、悟りながら成長していくという過程がとても愛らしいロマンティックコメディです。僕が演じた役は韓国で空間プランナーとして仕事をしている人物で、仕事をするときにはとにかく成果や成功のために仕事をしているようなキャラクターです。そんな人物が韓国である事件によって全てを失ってしまいます。そういう一見クールな男性が、とても優しくて熱い田舎の女性と出会うことによって、成長していくという役どころです。
― チャンウクさんは「大失敗した完璧男子」、今田さんは「ひたむきな農業女子」を演じますが、ご自身と役の共通点は何かありますか?
チ:私が演じたイ・ユビンというキャラクターは完璧主義者なところがあります。人よりもまず自分が目標としていることを第一に考えてしまう。つまり「仕事に対して欲がある」というところは似ているかなと思います。私自身もとにかく仕事を頑張りたくて欲が出てしまったり、よく自分を追い込んでしまうところがあるんです。ただ、ユビンは失敗した男性なんですが、失敗するところは似たくないですね(笑)。
今田:チャンウクさんから私の第一印象が内気そうだったというお話を伺ったんですが、確かに私は割と人見知りなほう。夏凛も仲が良い人やずっと知っている人の前ではとても明るくて元気いっぱいな女の子に見えるのに、一歩出るといつ何が起こるか分からないと考えて少し緊張感のある生活を送っています。理由は違えどそのギャップみたいなものはもしかしたら似ているのかなとは思いました。
◆チ・チャンウク&今田美桜、撮影現場では話し合い重ねる
― 日韓共同制作となる本作への出演が決まった時の心境はいかがでしたか?
チ:(今田に)どうですか?
今田:私ですか(笑)?まず脚本も監督も韓国の方ということで、私の中ではすごく新しい挑戦になるだろうなと思っていましたが、台本を読んで、とても可愛らしく、ちょっとくすっと笑えたり温かくなるような物語だったので、撮影に入るのが楽しみになりました。言葉も文化も違う2人が展開していく物語に惹きつけられ、そこでの撮影方法もすごくワクワクしながら参加したのを覚えています。
チ:私は日本との共同作業ができる作品に出たいと思っていましたが、自分に合ったキャラクターを見つけるというのは思ったよりも簡単ではないとも思っていました。今回「メリーベリーラブ」の台本をいただいたときに自分によく合うキャラクターではないかと思いました。そして日本の視聴者の皆さんにも親しみを持っていただけるキャラクターになるのではないかと思ってとてもワクワクしましたし、一緒に撮影することがとても楽しそうだと思っていました。
― お2人にとって挑戦でもある本作ですが、それぞれ演じる上で意識したことはございますか?
チ:このドラマは最初から最後までキャラクター同士の息を合わせるということ、つまり夏凛とユビンのケミストリーがとても大事だと思っていましたので、その点を一番意識しながら演じていました。なので現場では俳優同士が息を合わせられるように、肩の力を抜いて気楽に楽しめるような雰囲気を作ることを大切にしていました。
今田:ラブコメディということもあって、それぞれのキャラクターの可愛らしさ、愛らしさはすごく大事だと思っていました。チャンウクさんもおっしゃっていましたが、現場で話し合ってその場で生まれる空気感をすごく大切にしました。例えば、台本を手に「ここをこうしていこう」とか、たくさん話し合って作り上げることを意識していました。
◆初共演のチ・チャンウク&今田美桜、お互いの印象は?
― お2人は今回が初共演となりました。お互いの第一印象と撮影を通じての変化・ギャップを感じた部分はございましたか?
今田:ギャップというよりも、初めてお会いした時からお優しい方だなと思いました。撮影期間も半年近くあり、本当にとにかくお忙しい中でも、ずっと明るくしてくださったので、すごく助けられていました。
チ:初共演である上に今回はお互い国が違うので、やはりコミュニケーションを取るときに壁があるのではないかと思って最初は心配していて、コミュニケーションに一番気を配っていました。美桜さんに最初にお会いした時には少し内気な感じでしたので「どうしたら仲良くなれるだろう」と思っていました。でも撮影が進んでいってお互い気心が知れていくと、本当に面白い人だということが分かりました。それが一番のギャップです。本当に面白い方です!
今田:ありがとうございます(笑)!
チ:(日本語で)こちらこそ(笑)。
― 和気あいあいとした現場だったことが伝わってきますが、チャンウクさんは何か今田さんに教わったお気に入りの日本語はありますか?
チ:「え?」「え?」「え?」です。
今田:あはは(笑)。
チ:美桜さんが韓国人のリアクションとはまた違ったリアクションを見せてくださって、これが本当に面白く楽しいリアクションでした。なので美桜さんが「え?」と言うといつも真似をしたり、「え?」だけでお互い会話をしたりしていました。
◆チ・チャンウク&今田美桜、盛り上がったのは「食べ物の話」
― 撮影中に思わずお互い笑ってしまったというような印象的なエピソードはございますか?
チ:とにかくいつも笑顔が絶えない撮影現場で、笑いながらずっと撮影をしていました。僕を含めてスタッフの方も韓国の方が多かったのですが、日本のスタッフの皆さんとも本当に楽しく撮影ができました。考えてみたらいつも笑顔ばかりでした。個人的には私の前作がかなりハードな作品でアクションがあり、とにかく撮影のたびにエネルギーをたくさん使うような作品でしたが、今回はとても明るい雰囲気の中で撮影ができて気分が良かったです。
― 今田さんも振り返っていかがですか?
今田:本当に笑いが絶えなかったです。小さな話題なんですが、グミが固いのが好きか、柔らかいのが好きかとかそういうお話でも盛り上がって。
チ:(日本語で)なんで「固い」のが好きですか?理解ができません。
今田:グミでは趣味が合いませんでした(笑)。そういう本当に他愛のない話で笑い合ったりしました。
― 他にもどんなお話をされましたか?
チ:とにかく食べ物の話はよくしていました。会ったらその場ですぐに「ご飯食べた?」というのが挨拶代わりのような質問になるので、よく「ご飯食べた?」から始まって食べ物の話をしました。
― お互いに日本の食べ物や韓国の食べ物をオススメし合ったり?
チ:たぶん私が美桜さんにオススメしないといけない気がします。
今田:日本の食べ物をですよね!
チ:(自分を指差して)福岡の先輩。(今田は福岡県出身)
今田:福岡の先輩(笑)。すごい色々なところに食べに行かれていて、もはや私も知らないお店とか教えてもらいました。
― 地元の方でも知らないお店を知っているなんてとてもお詳しいんですね!
チャンウク:はい!
◆今田美桜、チ・チャンウクの日本語セリフへの対応に驚き
― 撮影現場で、今田さんから見て「さすがチャンウクさんだな」「こんなところがチャンウクさんのすごいところ」だと感じた部分はありましたか?
チ:全部?
今田:全部(笑)!本当にいっぱいありすぎますが、チャンウクさんの役は仲が深まってくると徐々に日本語ばかりのセリフになってくるんです。しかも現場で「もっとこうした方がいいかな」「ああした方がいいかな」という話し合いが行われた後に、セリフが変わったりすることも多々あって。それがまた日本語なのに、いつも素早く完璧に対応されているのを見て驚いていました。
チ:ありがとうございます。やはり出演料をいただいていますので(笑)、ベストを尽くさなければいけないと思いました。
今田:さすがです(笑)。
◆今田美桜&チ・チャンウクの「夢を叶える秘訣」
― 華々しい活躍を経て本作でも魅力的な姿を見せてくださるお2人に「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。今田さんには以前「どうなるか分からなくてもやってみること、周りを信じることが大切」とお答えいただきましたが、改めて大事だと感じることはありますか?
今田:変わっていないです!それこそ今回の作品も、色々と私の中では挑戦だと感じることもたくさんありましたが、やっぱりやってみたら不安に思っていたことも意外とそうではなかった。やってみないと分からないというのはいつも思うことで、とにかくやってみるという気持ちは大切にしています。
― 本作で最初に抱えていた不安というのはどのような部分だったのでしょうか。そしてそれをどのように乗り越えましたか?
今田:コミュニケーションですね。チャンウクさんも監督も韓国の方ですが、私自身日韓の合作というものにあまり参加したことがなかったので、そういう意味ではどうやって撮影が進んでいくのか、これまでとどう違うのか、未知な部分はたくさんありました。でもやってみると意外と日本と近いんだと感じることがあったり、不安に思っていたことも実はそんなにだったというところはたくさんあったので乗り越えられました。
― チャンウクさんは「夢を叶える秘訣」についてどのように考えますか?
チ:難しい質問です。秘訣があるでしょうか。夢というのはそれぞれ違うので、秘訣についてはお話しするのが難しいんですけれども、私の場合は「とにかく続けること。諦めない」という根気強さや粘り強さが大事だと思っています。
― これまでの活動の中で「諦めずに続けたからこそ夢が叶った」と感じた経験はございますか?
チ:今、自分がここに至るまでがそうだったと思っていて、すごく感謝しています。いいパートナーである仕事仲間や友人、多くの人に助けていただいて周りに恵まれていたので本当に感謝しています。だから諦めずにここまで来ることができました。
◆チ・チャンウク&今田美桜、第1話の見どころ語る
― 改めて本作の見どころを教えてください。
チ:この「メリーベリーラブ」という作品は、とても明るくて軽快で、そして愛らしい作品です。なので、皆さんにはぜひ楽しんでご覧いただきたいと思いますし、たくさんの期待を寄せてほしいと思っています。完璧主義の韓国人男性と、心の優しい日本人女性が、お互いどんなふうに愛を見つけていくのか、どんなふうに成長していくのか、その過程をぜひ見守ってほしいと思います。
今田:「メリーベリーラブ」に出てくるキャラクターみんなが愛らしい存在で、それぞれの人間関係の変化や、2人が徐々に徐々に関係性を詰めていく過程もすごく可愛らしいです。また他のキャラクターの皆さんも笑えるような、心がすごく温まる柔らかい作品なので、みんなの“ラブ”の行方を見守ってもらえたら嬉しいです。
― 第1話の放送を控えて、視聴者の皆さんにお気に入りのシーンや注目して見てほしい胸キュンポイントがあれば教えてください。
チ:本当に楽しいシーンもたくさんありますし、ロマンティックなシーンもたくさんあるんですけれども、星についてお話をするシーンがあるんです。美桜さんが演じた夏凜の置かれている状況を星に例えて話すところがあるんですけれども、そのシーンがとても楽しかったです。夏凜は身体的に病気を抱えているので大変な状況なのですが、それを綺麗な星に例えたこと自体がとても綺麗でした。セリフもとても良かったですし、そこの2ショットがすごく綺麗に撮れているだろうなと思って期待しています。
今田:やっぱり第1話は2人の出会いのシーンです。じゃんけんをするシーンは迫力もあるし、面白くてくすっと笑えるコメディの部分もあって。そこから全てが始まるので出会いのシーンは面白くなっていると思います。
― 素敵なお話をありがとうございました!
(modelpress編集部)
撮影:加藤千雅
◆チ・チャンウクプロフィール
1987年7月5日生まれ、2007年に俳優デビュー。ドラマ「ヒーラー~最高の恋人~」(2014/KBS)、「あやしいパートナー ~Destiny Lovers~」(2017/SBS)など数々のヒット作で主演を務め、2019年Asia Artist Awardsにてベストアクター賞・俳優部門/アジアセレブリティ賞、2024年にはAPAN Star Awardsにて中編ドラマ男性最優秀演技賞を受賞した。近年の出演作は「サムダルリへようこそ」(2023/JTBC)、「江南Bサイド」(2024/ディズニープラス)、「捏造された都市」(2025/ディズニープラス)など。日韓共同制作の作品に出演するのは「メリーベリーラブ」が初となる。
◆今田美桜(いまだ・みお)プロフィール
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。映画『東京リベンジャーズ』(2021)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作は、映画『わたしの幸せな結婚』(2023)、ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ/2024)、NHK連続テレビ小説「あんぱん」(2025)など。主演ドラマ「クロスロード 〜救命救急の約束〜」(テレビ朝日)が7月期に放送されたほか、10月放送開始の日韓共同制作ドラマ「メリーベリーラブ」でもW主演を務め、2クール連続の主演ドラマ放送となる。現在、映画『白鳥とコウモリ』が公開中。
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