
更年期の不調というと、ほてりや発汗を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、「気分が沈む」「何もやる気が起きない」「眠れない」といった心の不調に悩まされる女性も少なくありません。
まい子さんもまた、理由のわからない落ち込みや無気力感に苦しんでいました。
後編では、更年期と“うつっぽさ”の関係、そして更年期世代に起こりやすい心身の変化について詳しくお伝えします。
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更年期のセロトニン不足を解決した方法とは?

まい子さんは、市内にある漢方薬局を探して相談にいき、最近の状態を詳しく説明しました。
「50代は、女性ホルモンの急激な減少に加えて、ライフステージの変化といった社会的な影響もダブルで受けやすい時期です。病気というより、からだの変化が不調の原因なので、漢方をのみながら、からだや心を労わる時間を大切にしていけばよくなっていきますよ」
と薬剤師から説明をうけて、漢方薬が処方されました。
処方された漢方薬は、加味帰脾湯(かみきひとう)。加味帰脾湯は気や血(けつ)を補い気の滞りをよくして、不眠や精神不安を改善する漢方薬です。
「話をじっくり聞いてもらって救われた気持ちになりました。さらに、漢方薬をのみ始めてから、気持ちが落ち着いてぐっすり眠れるようになってきました。病院の薬とは全く違う効き目にびっくりです」
更年期のうつっぽさが続くと悩むなら漢方薬を試してみて!

「メンタルの不調や意欲の低下、疲れやすさなどうつっぽい不調を根本的に解消したい」
「抗うつ薬の服用には抵抗がある」
そんな方には、心療内科や婦人科でも治療薬として使われている自然の生薬で作られた漢方薬がおすすめです。
更年期になると、女性ホルモンの急激な減少により、自律神経や幸せホルモンと呼ばれるセロトニンのバランスが乱れて、抑うつや無力感、イライラなどが生じ、感情が不安定になりやすくなります。
それ以外にも、意欲が低下する、疲れやすい、眠れないなどいくつもの不調が出てくるのが更年期の特徴です。
漢方医学では、ホルモンバランスの乱れ以外にも、気力の低下や緊張、ストレスによる気の滞りが抑うつ状態やイライラ、意欲の低下などの不調の原因になると考えられています。
漢方薬はこのような心とからだ全体のバランスの乱れを整えるので、セロトニン分泌のサポートや更年期のうつっぽさの改善が期待できるのです。
からだの内側からやさしく働く漢方薬なら、毎日のむだけで不調の解消と根本的な体質改善を目指せるでしょう。
<更年期にうつっぽい不調で悩む女性におすすめの漢方薬>
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラや不眠が気になる方に。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):疲れやすさや食欲不振が気になる方に。
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):のどの違和感や不安感、動悸が気になる方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
相談もスマホで完結しますので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。
更年期のうつから抜け出そう!

不眠や疲労感、イライラ、やる気がないなどの不調が続くのは、更年期が原因かもしれません。
ひとりで悩まずに、専門家へ相談してみませんか?
漢方薬で心とからだのバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。




