
「アンチエイジング」や「若返り」の最新トピックを追っている編集部は、一般社団法人ウェルネス総合研究所が開催したメディア向けセミナーを取材。語られたのは、抗老化や再生医療の領域で世界的な脚光を浴びているタンパク質「DEL-1(デルワン)」でした。40代50代女性で構成される編集部員も、「老化を遅らせられるなんて夢のよう」と大盛り上がり。そこで、登壇されていた新潟大学の前川知樹研究教授に、DEL-1を効率的に増やす方法を解説します!
▶DEL-1は「若返りタンパク質」!?私たちの体にある「若返りタンパク質」を知ってますか?
DEL‑1は体の中にあるたんぱく質で、簡単に言うと“いらない老化細胞を片づけてくれる存在”です。年を重ねると、役目を終えて弱った老化細胞が少しずつたまっていきますが、これを放っておくと周りの細胞に悪い影響が出てしまいます。
そこで活躍するのがDEL‑1です。DEL‑1は、老化細胞に自ら自死(アポトーシス)するように促します。さらに免疫細胞に命令して、体内に老化の原因となる不要物が残らないように掃除までしてくれるのです。

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自分の力で老化の原因を取り除き、体を内側から若々しくリセットしてくれるDEL-1はまさに、「若返りタンパク質」といえるでしょう。
▶DEL‑1が多い人ほど感染症にかかりにくい!?世界的学術誌で発表。DEL-1値が高いほどコロナ感染を回避できた!
実はDEL-1は、世界中の研究者から注目を集めています。世界で権威のある学術誌『Cell』に載った研究で、DEL‑1が多い人ほど新型コロナに感染しにくい傾向があることが示されたからです。
つまり、体の中にDEL‑1がしっかりある状態は、ウイルスのような外からの敵に対して、強いバリアをつくっているようなもの。こうした質の高い研究があることで、DEL‑1が健康を支える大切な存在だという説明にも、より納得感が生まれるのです。
コロナのような感染症から体を守る免疫力のほか、DEL‑1は体のあちこちで炎症をおさえたり、組織を守ったりする“体の守り役”の役割を果たしてくれます。だからこそ、DEL‑1がしっかり働いていると、年齢とともに起こりやすいさまざまなトラブルを遠ざける力になるのです。
たとえば、骨の強化に役立つ、歯周病の進行をゆるやかにする、腎機能の低下を防ぐ可能性があると考えられています。また、加齢黄斑変性のリスクを下げる、関節の痛みや腫れをやわらげる、動脈硬化などの心血管トラブルの予防にも期待が。特に心血管系のサポートに強いため、健康長寿にも貢献する可能性については、さらに研究が進んでいくでしょう。
▶DEL-1が多いマウスは毛量が多く美ボディ髪のパサつきや肌の衰え、その「老け見え」は止められる!?
DEL-1が支えるのは、健康面だけではありません。見た目の若々しさにも深く関わっています。例えば、DEL-1がしっかり出ているマウスは、毛がフサフサで体つきもシュッと引き締まっています。この視覚的な若々しさは、ヒトでも同様のメカニズムが働く可能性があります。
肌に関する研究は具体的に進んでいて、実際にヒトの皮膚や口唇粘膜のサンプルを解析したところ、肌が美しい人ほどDEL-1が著しく増えているというデータが得られています。これは、DEL-1が肌のキメを整え、みずみずしさを保つためのカギとなっていることを裏付けるものです。

▶▶「3つ以上当てはまったら実年齢より老けています」あなたは大丈夫?ハードワークの人は+6才老いていた。「若さ」を左右するDEL-1不足度チェック【新潟大学研究教授が解説】




