愛と性をめぐる男女のすれ違いと再生…毎熊克哉&小島梨里杏主演『月がみている』公開 | NewsCafe

愛と性をめぐる男女のすれ違いと再生…毎熊克哉&小島梨里杏主演『月がみている』公開

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『月がみている』(C)2026「月がみている」製作委員会
  • 『月がみている』(C)2026「月がみている」製作委員会
  • 『月がみている』(C)2026「月がみている」製作委員会
  • 『月がみている』(C)2026「月がみている」製作委員会
  • 原作:渡辺淳一『シャトウ ルージュ』(文藝春秋刊)
  • 渡辺淳一
  • 渡邉直子
映画『月がみている』の公開が決定した。毎熊克哉、小島梨里杏を主演に迎え、愛と性をめぐる男女のすれ違いと再生を描く。

エリート医師・原田克彦は、大企業オーナーの娘・月子と入籍、順風満帆な結婚生活を送っているはずだった。しかし、お嬢様育ちゆえか、月子は克彦の性的な求愛を受け止めきれず、克彦は不満を募らせていた。一計を案じた彼は、妻の留学先であるフランスでの休暇を提案。しかし、狙いはヴァカンスによって親密になることではなく、性的なレッスンを施すとされる謎の“城”に彼女を幽閉することにあった――。

原作は、「失楽園」「愛の流刑地」などで知られる作家・渡辺淳一作品の中でも、とりわけ議論を巻き起こした一編「シャトウ ルージュ」。美しい妻から性的な拒絶を受け続ける夫が、フランスの城で妻に性のレッスンを受けさせようとする大胆な設定で、発表当時大きな話題を呼んだ。

本作は、これを映画プロデューサで娘の渡邉直子が監督を務め映画化した作品。

原作に込められた思いを受け継ぎながらも、女性ならではの視点を加え、物語を再構築。原作では描き切れなかった月子の視点を丁寧に織り込むことで、夫婦それぞれの感情を丁寧に描く。

衝撃的な設定から始まる本作だが、その先に待ち受けるのは、愛する人との関係性を改めて見つめ直させる、鮮やかな余韻に満ちた人間ドラマ。映画の7割がフランスで撮影されており、本物の古城を使用した映像美も大きな見どころのひとつ。

優秀な医師でありながら、妻との関係に満たされない思いを抱える夫・克彦を毎熊。克彦に翻弄されながらも、自らの心と身体を見つめ直していく妻・月子を小島が演じる。

コメント
渡邉直子監督
原作の「シャトウルージュ」は渡辺淳一が、男性へ向けて「ちゃんと女性によりそわないと逃げてしまうと発破をかけたくて書いた」と話していました。

私は、性的なことを「いやらしい」「はしたない」と捉える閉鎖的な空気が、人を、特に女性を苦しめることがあるのではと考えていました。
性的なことは、正に我々の生の根源であり、自然で尊いことであると捉えることで、見える景色は変わっていくのではないでしょうか。
原作では語られなかった、自他を理解し、愛を与える理想郷である城を加え、人間の美しい性愛を女性スタッフを中心に作り上げました。
映画「月がみている」を通して罪悪感から解放され、性と生の豊かさを感じて頂けたら嬉しいです。

毎熊克哉
私が演じた克彦は外では信頼されている優秀な医師でありながら、内では妻との関係に満たされない気持ちを抱え歪ませている複雑なキャラクターで、撮影の日々を思い返すとチクりと痛む罪悪感や喪失感と柔らかい優しさが入り混じった不思議な感情になります。
本作は男女の性を描きつつ、異文化や他者との関わりの中でお互いの心身を尊重し合う大切さを問うている気がします。
現代に突き刺さる作品になっていますので、是非劇場でご覧ください。

小島梨里杏
正直、勇気がいりました。役として「私が月子をやっていいものか」と不安や葛藤もありましたが、それ以上に監督の想いに深い共感があり、気づいたら素敵な皆さまと手を取り合っておりました。特にフランスでの撮影は、もう二度と同じ形では出逢えないような日々の連続でした。
この作品と向き合う中で、本当の意味で自分を愛することも教えてもらい、今も静かな温もりが胸に残っています。
この豊かな愛に満ちた世界が、多くの方を優しく包み込めますように。私自身、公開が楽しみです。

『月がみている』は11月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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