本作は、2025年の第78回カンヌ国際映画祭「批評家週間」のオープニング作品。ベルギーの巨匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟がプロデューサーを務めた。
とある病院の小児科センター舞台に、虐待を疑われ、息子との面会を制限されたシングルマザーと看護師長を主軸に描く。79分の本編時間で予測不能な一夜をリアルタイムで追い、手持ちカメラで主人公の後ろ姿を追い続けるドキュメンタリーのような映像スタイルが特徴だ。守るべきは社会のルールか、それとも尊い命なのか。観る者に重い問いを投げかける。
この度解禁されたポスタービジュアルは、4歳のアダムが、母レベッカ(アナマリア・ヴァルトロメイ)にしがみつき、看護師長ルシー(レア・ドリュッケール)が、心配そうにアダムの顔を覗き込もうとするシーンを切り取ったもの。キャッチコピーとして「守るべきは社会のルールか それとも尊い命か?」という言葉が添えられている。また、同時に解禁された予告編では、骨折し、栄養失調でもあるアダムが、養育不能と判断を下された母レベッカと引き離される様子が映し出される。ルシーは、孤立した親子にできる限り寄り添そうとするが、司法制度がそれを阻もうとする。最後に、幼いアダムから「死ぬのはヤダ」という悲痛な言葉が発される。大人たちは「アダムのために」どう決断するのか…。緊迫感あふれる予告編に仕上がった。
映画監督の呉美保は「前作『Playground/校庭』に続き、ローラ・ワンデル監督の、極限まで研ぎ澄まされたリアリズムに、圧倒された」と絶賛。また、映画作家の想田和弘は「凄い作家が現れたものだ」とその才能に驚嘆。ほか、森達也、池田香代子からも賞賛のコメントが届いた。さらに、12点のサブ写真も追加で解禁された。『アダムの原罪』は6月5日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。












