
2025年末にローンチされた、人気モデル益若つばささんプロデュースの新ブランド「MEND(メンド)」。初のライフスタイルブランドをプロデュースするにあたって大きく影響を与えたのは、3年前に体験した「骨盤骨折による9ヶ月の寝たきり期間」だったそう。40歳を迎えた益若さんが今考える、健康や美容についてのこだわりを伺いました。
益若つばさ40歳。「ライフスタイルが充実すると心も整う」価値観が変わったきっかけ
――いつまでも若々しいイメージの益若さんが、40歳を迎えたと聞いて驚きを隠せません。あらためて、今回プロデュースしたライフスタイルブランド「MEND」に込めた想いを聞かせてください。
MENDは、性別や年齢を設定せず、ターゲットを幅広くしています。本来新しいブランドを立ち上げるときは、ペルソナを定めて、ターゲットを絞っていくのがセオリー。その反対をいくブランドにしたのは、私がそれに挑戦したかったからなんです。
――それは益若さん自身が年齢を重ねてきたことも関係しますか?
そう思います。自分が40歳になって思ったのが、「きれいになりたいという思いに男性も女性も関係ないじゃん」ということ。健康で若々しくいたいと思うのは、誰しも同じですから。

――益若さんといえばファッションリーダーのイメージですが、今回はアパレル以外にもさまざまなアイテムに挑戦されています。
今回のラインナップに大きく関係しているのが、3年前に私が経験した骨盤骨折です。9ヶ月間寝たきりで、その間はずっと家から出られませんでした。そんな時にふと鏡を見ると、ゆるゆるの家着でノーメイクの気の抜けた自分がいる。これは心の健康にもよくないなと思ったんです。
外に出られなくても、おうち環境を充実させたい。それが最終的に心の充実にもつながるんじゃないかと。そんな気持ちを「MEND」にも反映しました。
――丁寧な暮らしに目覚めたということですか?
そうですね。私はもともともおうちが好きではあったんですが、若い頃はやっぱり「外に出た時に人にどう見られるか」の方が優先でした。
でも療養期間を通して、家の中でこそかわいいものに囲まれた生活がしたい、とはっきり思ったんですよね。
▶「益若つばさはお金になる」騙されてきた20代
若い頃に散々騙されてきたからこそ、透明性の高いものを作りたい。それがこだわり
――外出するときは頑張るけれど、家の中の自分は適当になってしまう人は多いと思います。
そうですよね。私も家着はファストファッションのスウェットで十分、下着も安くてかわいいものならなんでもいい、そう思っていた時代がありました。
でも、これからの時代は、普段着やカジュアルウェアでも、上質な生地だったり、その生産背景だったり、そういったことにも目を向けていくようになるんじゃないかと思うんです。だからこそせっかく自分がプロデュースするのなら、上質なものが作りたかった。

――そこまで素材や生産過程にこだわるのには、理由があるのでしょうか。
ありがたいことに若い頃から、たくさんのプロデュース業に関わらせていただきました。一方で、「目先のお金がほしい」「益若つばさプロデュースといえば売れる」と考える大人たちにかなり騙されもしたんですよ。すべてを話すと驚かれると思うので、これ以上は言えませんが(笑)
――そんな経験をされていたとは……。
私自身も若く無知だったので、騙されたとわかったあとも「仕方ない」と泣き寝入りしていました。ただ、そういう経験から「ものづくりってこんなのでいいのかな。いいわけないよね」と強く思うようになりました。
これからは志がある透明性の高い商品だけが生き残るべきだし、そういう時代になると思います。そうなってほしいという願望も込めて、「MEND」にもこだわりをたくさん詰め込みました。
――ツラい経験をしたり、大きな怪我をすることで、益若さん自身の考えも変わってきたんでしょうね。
それは大きいと思います。あとは、下の世代のことも考えるようになりました。若い人たちに自分のような思いはしてほしくない。いい人もいれば悪い人もいるよ、っていうのをきちんと伝えていきたいですね(笑)。




