
オトナサローネでは、2025年もさまざまな記事を掲載してきました。その中から今回は特別に、「大反響だった記事」をピックアップ! 今回は、吉本興業に所属する芸人で現役東大生でもあるさんきゅう倉田さんの大人気エッセイからピックアップ。元国税局の職員で、37歳で東大に合格したという異色の経歴の持ち主。同大学にいる有名中高出身の天才たちの子ども時代の話や一般人には知る由もない東大生の生態など、独自の視点でコミカルにつづるエッセイが毎回反響を得ています。(集計期間は2025年1月~12月まで。本記事の初公開2025年5月29日 記事は取材時の状況です)
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元国税職員さんきゅう倉田です。39歳。東京大学教養学部の2年生です。
年末年始は9日間の休みがあったので、マクロ経済学と統計の復習をずっとやっていた。
教科書には数学の難解な表現が散りばめられているけれど、説明はないので読み解けない。そのうえふりがなもないから、発声できない。発声できないと頭の中で繰り返して覚える時に難儀する。
例えば、統計に出てくる「X~N(0,1)」。この「~」の読み方がわからない。まさか「ニョロ」じゃないよな。どうしてふりがながないのか。不合理だ。
答えを読んでも理解できないので、課金したChat-GPTに解説を頼む学生も多いだろう。便利な時代になった。学ぶ意欲さえあればどこまでも学ぶことができる。
▶東大生でも「わけわからへん」「意味がわからない」「難しすぎる」
東大生は全力投球。授業は「難解かつ進行が早い」。定期テストは「ぎょっとするほど難しい」
他の大学の授業のレベルがわからないので比較できないが(過去、日本大学に通っていたがほとんど授業は聞いていなかった)、相当難しいように思う。文系科目ではそうでもないけれど、数学や物理では「わけわからへん」「意味がわからない」「難しすぎる」という声をよく聞く。
東大生の集団だから、全員勉強ができる。そんな彼らでも理解不能なくらい難しい。それは、授業で扱う分野のそもそもの難解さだけでなく、授業が進む早さが原因だろう。
それでも、みな定期試験では良い点をとってくる。試験に向けて全力で勉強しているからだ。よしんば、授業が簡単で定期試験に向けた準備が不要に思われても、全力で勉強しなければならない。なぜならば、授業の範囲を遥かに超えて、試験が難しいことがあるから。
先生曰く「成績をつけなければいけないから、難しくせざるをえない」
試験が簡単だと差がつかないため、難しくして学生の点数を分散させている。だから油断していると「ぎょっ」とする。
▶つづきの【後編】では、ほかの東大生を圧倒する天才・筑波大学附属小学校出身者。天才たちの過去とは?__▶▶▶▶▶




