中学受験に向けた準備も最終段階に入った。冬休みは多くの受験生が志望校の過去問に取り組みながら、出題傾向を確認し、弱点を補強するなど気持ちを整えているだろう。 人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目校・ねらい目校を探る。中学過去問出庫数上位校ランキングTOP30声の教育社から発売中の中学過去問出庫数(2025年11月中旬時点)トップ30は以下のとおり。声の教育社 中学過去問出庫数TOP30※(カッコ内)は昨年度順位1位 開智・開智所沢(↑2位)2位 栄東(↓1位)3位 本郷(↑4位)4位 市川(↓3位)5位 広尾学園(→5位)6位 渋谷幕張(→6位)7位 東邦大東邦(→7位)8位 海城(→8位)9位 早稲田(↑10位)10位 山脇学園(↑15位)11位 渋谷教育学園渋谷(→11位)12位 茨城県立(↑13位)13位 開成(↓9位)14位 芝(↑16位)15位 三田国際科学(↑18位)16位 成城(↓14位)17位 浅野(↓12位)18位 女子学院(↑35位)19位 慶應中等(↓17位) 20位 農大第一(↑28位)21位 鷗友女子(↑24位)22位 県立相模原・平塚(→22位)23位 高輪(→23位)24位 明大世田谷(↑53位)25位 日工大駒場(↑40位)26位 昭和秀英(↑33位)27位 豊島岡女子(↓20位)28位 青稜(↑29位)29位 明大中野(↓27位)30位 麻布(↓25位) YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社 三谷氏と後藤氏によると「偏差値だけで決めるのではなく、面倒見が良く安心して任せられる学校を選ぶ動きが広がり、選択肢も多様になっている。」という。出庫数ランキングトップ30から見えてくる、2026年度中学入試の注目校についての詳しい解説はYouTube動画で視聴できる。 10代の貴重な6年間を過ごす学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。 出庫率比較 女子校編はこちら。 出庫率比較 男子校編はこちら。 出庫率比較 共学校編・前編はこちら。 出庫率比較 共学校編・後編はこちら。◆声の教育社 三谷氏 プロフィール 学生時代から塾講師を始め、教室長・受験対策部長として約20年の指導を経験したのち、2000年に声の教育社へ入社。以来、学校担当として年間のべ100校以上の中高を訪問し続けている。中学受験業界の著名人が講師を務めることで知られる「首都圏模試センター保護者会」をはじめ、「東京私学経営者協議会」「神奈川私立中学広報会議」「安田教育研究所主催セミナー」等、多くの講演活動も行っており、「よみうり進学メディア」「塾ジャーナル」他での執筆も多数。私学や塾のオモテだけでなくウラ情報にも精通しているが、家にテレビが無いためやや世情には疎い。◆声の教育社 後藤氏 プロフィール 塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ編集者として入社。現在は渉外業務を中心に、講演会や動画授業の講師も務める。編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を10年以上過ごす。保護者として息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。