相思相愛の遊女・お初と商人・徳兵衛。ある日徳兵衛は友人に金をだまし取られてしまう。名誉を傷つけられ絶望した徳兵衛と彼を信じるお初は、潔白を証明し愛を貫くために、ある覚悟を決めて曽根崎の森へ向かい――。
歌舞伎を映画館で楽しむ『シネマ歌舞伎』。今回上映が決定したのは、話題の映画『国宝』でも重要なシーンを担った演目「曽根崎心中」。
近松門左衛門が、実際の事件を基に、人間の底知れぬ愛の深さを描いた、美しくも悲劇的なラブストーリーだ。今回スクリーンに蘇るのは、2009年の舞台となっており、遊女・お初を人間国宝・四世坂田藤十郎、お初の恋人の商人・徳兵衛を上方歌舞伎の大名跡を継いだ長男・中村鴈治郎が演じている。
ポスター・チラシ表には、名場面である「天満屋の場」を採用。お初が縁の下に潜む徳兵衛に対し、足でそっと死ぬ覚悟を問いかける場面。今世で叶わぬ恋を憂いつつも、来世で愛を成就させるという2人の強い意志と美しさを感じさせる。
そして予告編は、お初の「死ぬる覚悟が聞きたい――」から始まり、心中のきっかけや決意を固めた後の様子など、あらすじに沿ってうかがうことができる。
特別鑑賞券〈ムビチケカード〉(税込2,200円)は、上映映画館・歌舞伎座・南座にて1月2日(金)、新橋演舞場にて1月3日(土)、大阪松竹座にて1月5日(月)発売。メイジャー・MOVIE WALKER STOREの通信販売は1月9日(金)からとなる。シネマ歌舞伎『曽根崎心中』は2026年4月10日(金)公開。











