柄本佑主演最新作『メモリィズ』の超特報&超ティザービジュアルが公開された。雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、脚を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる――。本作は、「Awesome City Club」の「勿忘」のMVを監督した坂西未郁の長編映画監督デビュー作。人はなぜ、日々スマホで写真や映像をそんなにも撮ろうとするのだろう。思い出を残したいからだろうか。そこに写ったその瞬間を、思い出すことができるのは自分だけだとしても。人はなぜ、映画を観るのだろう。映し出されるのは、自分ではない誰かの、現実ではない作られた物語なのに。しかし多くの人たちがその映画を観ることで、同じ記憶を共有できる。そこに流れる時間を多くの人が体験していくことで、自分が永遠の一部であることを感じることができる。小さくて大きな記憶に胸が震える映画の力を、『メモリィズ』は力強く映し出す。雄太役の柄本は、本作について「不思議な作劇による大きな映画です。全体を包む色気が今作の魅力と思います」と説明。そして「作中いっぱい歩きました。歩くって俳優にとって1番難しくて、そんな根源に向き合った本作でもあります」と撮影をふり返っている。『メモリィズ』は2026年6月、全国にて公開予定。