YouTuberが監督・脚本務める長編映画は日本初 “登録者数89万人超え”コウイチによる新感覚青春ホラー誕生【とれ!】 | NewsCafe

YouTuberが監督・脚本務める長編映画は日本初 “登録者数89万人超え”コウイチによる新感覚青春ホラー誕生【とれ!】

芸能 モデルプレス/ent/movie
コウイチ(C)2025 「とれ!」製作委員会
【モデルプレス=2025/12/09】登録者数89万人超えのYouTubeチャンネル「kouichitv」を運営する人気動画クリエイター・コウイチが監督・脚本を務めた初の長編映画『とれ!』がKADOKAWA製作・配給にて2026年1月16日にテアトル新宿ほか全国にて公開する。

【写真】日本初 長編映画脚本&監督務めたYouTuber

◆YouTuber監督・脚本務める長編映画は日本初

YouTuberが監督・脚本を務める長編映画は、日本初となる。コウイチ監督は「kouichitv」チャンネルを運営し、YouTube上で展開される独特の世界観で若者を中心に熱狂的なファンがつく動画クリエイター。コウイチが監督を手掛けた初の短編映画『最悪な1日』は札幌国際短編映画祭で特別賞を受賞、短編映画『消えない』は、2021年にYouTubeで公開されるや大きな話題となり、再生回数は494万回(2025年11月現在)を突破するなど、短編作品のクオリティも高く評価されてきた。新作のショートムービー『バニーキッチン』も好評配信中で、この度、監督・脚本のオリジナル作品で初の劇場長編映画監督デビューを果たす。

ジャンルは得意とするホラー。主演は期待の新星・中島瑠菜。今年は『新幹線大爆破』『TOKYOタクシー』『レイニーブルー』など話題作に続々と出演し、本作にて長編映画単独初主演を飾る。出演は、まいきち、和田雅成、宮地真緒、奥菜恵という個性豊かなキャストが顔を揃えた。コウイチ監督でしか撮ることができない、怖くて、少し笑って、爽やかな、神様+心霊=新感覚の青春ホラー映画が誕生する。

◆コウイチ、ティーン向け作品を新たに構築

『とれ!』は、高校3年生の美咲(中島)と、親友の皐月(まいきち)が、一攫千金を狙い動画投稿サイトにVLOGをアップするところから始まる物語。美咲が何気なく投稿した動画に“霊のようなもの”が映り込んだことで一気に動画がバズり、広告収入を得た2人の動画撮影は次第にエスカレートしていく。やがて、廃墟での撮影に挑戦するが、その後、美咲は和装でお面を被った 一風変わった“神様”に憑きまとわれるようになる。

今回の映画化について、当初は短編作品の『消えない』の再生数が伸びたらそれを長編化しようという話があったというが、『消えない』を無理に長編化しても面白くならないと考えたコウイチ監督は、「高校生くらいの年齢層の方に観てほしい」という思いから、高校生を主人公にしたティーン向けの作品として新たに構築する方向へ舵をきった。

本作で特に目を引くのが、ホラー作品には珍しい“神様”の存在だ。この設定について監督は「幽霊のような存在も考えたのですが、日本人と海外の人との感覚の違いで、海外の人は神に見捨てられることを恐れますが、日本人は神様に“見つかる”ことを恐れる、という話を聞いて、確かにそうだと思った。」と語る。さらに、危害を加えないのに“ずっと付いてくる”という異質な神様の設定については、「ホラーだと幽霊は襲ってくる設定が多いと思うのですが、実際に取りつかれたら(幽霊は)何もしないんじゃないかと思って。<ただいるだけ>でもストレスかなと考え、そのような存在として描きました。」と、“ただそこに居ることの怖さ”を狙ったという。

もともとホラー作品が好きだというコウイチ監督は、ホラーというジャンルを、「ホラーは新しいことにチャレンジしやすいですし、どの角度で怖がらせるか、ちょっと大喜利のような部分がある。すごくクリエイティブなジャンルだと思っています」と、ホラーの魅力を伝える。また、普段は短編作品を手掛ける監督に、今回初めて挑んだ長編作品の魅力について尋ねると、「長編はいろんな軸を入れ込むことができると思うんです。短編は1発アイデア勝負でどう見せるかみたいなものが試されると思うのですが、長編は物語がしっかり描けるところが魅力だと思います。今回であれば神様にずっと取り憑かれる話と、高校生が学費を稼ぐなど、キャラクターの物語をしっかりと加えることができました。」と、短編作品では描ききれない物語の広がりを実感したと振り返った。

◆「とれ!」完成披露記念「コウイチ映画祭り」開催決定

また『とれ!』の完成披露を記念して、12月20日、シネ・リーブル池袋にて「コウイチ映画祭り」の開催が決定。コウイチ監督が手掛けた映像作品を一挙に楽しめる貴重な機会となる。上映作品は、監督の過去作『消えない』、新作ショートムービー『バニーキッチン』、そして初お披露目となる映画『とれ!』の豪華3本立て上映となる。さらに上映後にトークショーを開催予定で、『とれ!』の主演である中島と『バニーキッチン』(全30話)と『とれ!』の両作品に出演するまいきち、コウイチ監督が登壇する。コウイチワールドを一挙に楽しめる豪華なラインナップとなっている。(modelpress編集部)

◆「とれ!」ストーリー

高校3年生の美咲(中島瑠菜)。やりたいことも見つからず、母子家庭で親に負担をかけたくないため進学はせず、地元で就職しようとバイトをしながら最後の高校生活を送っていた。親友の皐月(まいきち)は親の希望で大学進学を目指しているが、日々SNS投稿に夢中。
そんなある日、美咲が撮ったVLOGに霊のようなものが偶然映り、投稿動画は瞬く間にバズっていく。驚いた二人はこれをチャンスと思い、続けざまに心霊のフェイク動画を投稿し、バズは益々大きくなり広告収益が手元に入る。調子に乗った二人の撮影はエスカレートし、さらなる刺激を求め地元で噂の廃墟に潜入、とうとう取り返しのつかない本物が映りこんでしまう。さらに、廃墟撮影の道中で地蔵を拝んだ美咲は、和装でお面のような顔の“神様”に憑きまとわれることに――。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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