シンガーソングライター・山猿が、11月17日に新曲『ふたり feat. Noa』をリリースした。同作は、今年復活した累計5000万ダウンロード超えの歌姫・Noaを迎えた楽曲。2人がコラボするのは実に13年ぶりとなる。このたび、制作の裏側や楽曲に込めた想いなどを山猿とNoaの2人が語るインタビューが到着した。
――今回、13年ぶりの共演となる『ふたり feat. Noa』。まず、この再タッグが決まったときのお気持ちは?
山猿:正直、最初は信じられなかったです。時代もお互いの環境も変わってる中で、また音で繋がれるなんて。あの頃の記憶が一気に蘇ってきた。まるで、時間が巻き戻ったみたいな感覚でしたね。
Noa:昔の仲間と再会して一緒に活動するなんて事はもうないだろうと思っていたので、気持ちは100%「嬉しい!!」でした。
まず、また会えることが本当に嬉しかったです!
山ちゃんがずっと歌を頑張っていた事は知っていたので、「私でいいの??」とも思いましたけどね。でも本当に声をかけて貰えてありがたかったです。 ――楽曲『ふたり』は、どんな想いで作られたんですか?
山猿:この曲は、“別れたけど忘れられない人”に向けた手紙みたいな曲です。平成のメロディと令和のサウンドを混ぜて、懐かしいのに新しい、そんな世界観を作りたかった。
Noa:「離れてしまった二人が、まだ相手のことを想いながら、少しの後悔を含んで今を生きている。」
寂しさもありながら少しずつ前を向き始めた二人を歌った歌ですかね。
山猿とNoaが昔一緒に歌っていた時のような雰囲気を取り入れた一曲です。 ――お互いにとって、“相手の存在”はどんな意味を持ちますか?
山猿:Noaちゃんは、“奇跡を運んでくれる人”ですね。出会ったときもそうだったけど、またこうして一緒に歌えること自体が、奇跡みたいです。
Noa:山ちゃんは昔からムードメーカー的な存在で、会うと気持ちを和ませてくれる人です。
本当に自分のしたい事を心から楽しんでする人という印象が強いので、いろんな面で憧れる部分がありますね。 ――久しぶりに“ふたり”で音を重ねてみて、当時と比べてお互い変わったなと思う部分はありますか?
山猿:昔は勢いと情熱だけで突っ走ってたけど、今は“間”とか“呼吸”を大事にするようになりました。
Noaちゃんの声を聴いて、改めて“音楽って感情のやり取りなんだな”って感じた。だから今回は“掛け合い”じゃなく、“心のキャッチボール”を意識しましたね。
Noa:山ちゃんは、昔初めて歌を聴いた時に「センスの塊だなぁ」と思ったのを良く覚えています。
今もそれは健在だし、色んな経験を経てもなお、初心を忘れずに音楽に向き合う姿勢は見習わなきゃと思わされましたね。 ――お互いにとって、“音楽”とはどんな存在ですか?
山猿:俺にとっては“生き方”そのものですね。うまくいかない時も、音に救われてきた。
だから今回の『ふたり』も、音楽がもう一度“縁”を繋いでくれたんだと思ってます。
Noa:気持ちを浄化してくれる物。
一人ではどうしようもない時、力が欲しい時、日常の色々な場面で心の拠り所になる物ですかね。 ――改めて、今回の『ふたり feat. Noa』をどんな風に聴いてほしいですか?
山猿:恋愛の曲として聴いてもいいし、“誰かと過ごした時間”として感じてもいい。
それぞれの“ふたり”を思い浮かべながら聴いてもらえたら嬉しいです。音が、誰かの心のアルバムをそっと開いてくれるような、そんな曲になったと思います。
Noa:思い思いに「大切な人」、「大切だった人」に思いを馳せるきっかけとして聴いてもらえると嬉しいです。
今心にある後悔や寂しさを消化するお手伝いが出来ればなとも思います。 13年という時間を越えて、再び出会った“ふたり”。その声が重なった瞬間、過去も未来もひとつになった。
『ふたり feat. Noa』――これは奇跡の再会から生まれた、“永遠のラブソング”だ。




