本作は、「スピッツ」の名曲『楓』から誕生した、忘れられないラブストーリー。双子の弟・恵を失くし、弟のフリをする涼(福士蒼汰)と、亡くなった恵の恋人で涼を恵だと思い込む亜子(福原遥)が辿る切なすぎる運命の恋を描き出す。
映画の締めくくりには、主題歌である「スピッツ」の「楓」が流れるが、行定勲監督のアイディアによって、様々な「楓」が本編を彩る演出が取り入れられている。そのうちのひとつ、「楓」のスペシャルカバー第1弾として、シンガーソングライターの十明の参加が発表されていた。そして第2弾アーティストの渋谷は、「名前を呼ぶよ」が『東京リベンジャーズ』の主題歌に起用され、数々のドラマやアニメ、映画の主題歌などを手掛ける「SUPER BEAVER」のボーカル。
今回合わせて、「スピッツ」へのリスペクトが溢れ出るインタビュー映像、「楓」のレコーディングシーンを収めたフィーチャレット映像も公開。大の「スピッツ」ファンを公言し、言葉の随所にはスピッツ愛が現れる中、「常に自分の日常の中に“スピッツ”があったから、嬉しい気持ちとプレッシャーが半々。ガクガク震えながらオファーを受けさせていただきました」と話したり、行定監督と楽曲に真摯に向き合い会話したりと、誠実な姿勢が伝わってくる。なお、12月17日(水)には、十明によるカバー楽曲や、渋谷によるカバー楽曲、「スピッツ」の「楓」が収録されたオリジナル・サウンドトラックがリリース。映画音楽を手掛けたYaffleによる劇伴も収録される。
渋谷龍太 コメント
生きているからこそ抱ける感情は、
生きていなければ抱かずに済んだ感情でもあり、
だからこそ例え時間が掛かっても、
その機微を愛おしめるように生きていくことがやはり大切だと、
この作品から受け取ることができました。
行定勲監督 コメント
今回「楓」を歌ってもらうにあたり、まるでは映画の役をキャスティングするような感覚でした。
渋谷さんの存在感、声の温度、そして歌うときに生まれるエネルギー、このすべてが、この作品に必要だと感じました。そしてレコーディングに立ち会った際、この曲は観客の心の中にしっかり染み渡ると確信しました。
劇中歌として、渋谷さんのエネルギッシュな歌声、十明さんの透き通るような歌声、男女が歌う「楓」それぞれが響き渡る。そして最後、涼と亜子の運命を見届けた直後にエンドロールで流れるスピッツの「楓」。2人のことを想いながら、そして観客それぞれの忘れられない大切な誰かを想いながら、いまだかつてなく心に沁みわたる『楓』を味わえるようになっています。
Yaffle コメント
雄大の自然が織りなす広大な景色と登場人物たちの思いが交錯するこの映画に合うように「広さ」と「靄」を強調してアレンジしました。そのオケを圧倒する渋谷さんの力強くどこまでも届くような歌声の響きが、その中で輝きを放つ希望もしくは祈りのように響いています。
『楓』は12月19日(金)より全国にて公開。











          
          
          
          
          
          
