山田涼介が演じるのは新キャラクター・オオヤマネコのパウバート役。US本社の厳選なるオーディションを勝ち抜いての抜擢となった。
パウバートはズートピア創設者一族の御曹司であり、柔和で社交的な性格のキャラクター。保守的な一族に生まれながらもジュディの理想に共感し、「世界をよりよくしたい」という熱い想いを胸に秘めて捜査に協力するという、複雑で繊細な内面を持つ役どころだ。
US本社からは「パウバートの愛嬌たっぷりの不器用さとお茶目さという魅力で人を惹きつけつつ、常に肩の力が抜けたリラックスした雰囲気を漂わせている。しかし、物語が進むにつれ、彼が抱えている葛藤が見え始め、その繊細な展開は驚くほど説得力があり、観る者を圧倒する。ドラマティックなストーリーに完璧にはまり、キャラクターの本質を見事に体現している」と絶賛のコメントが寄せられた。
日本語版演出を務めた鍛治谷氏は「華やかで恵まれた境遇に育ちながら、陽気に見えて実は思いを伝えるのが苦手なナイーブな一面を持つパウバートを、山田さんはその心のひだまで繊細に、的確に演じてくださいました」と山田の演技に感嘆。「いつも涼しげなたたずまいで軽々と役の要求をクリアする山田さんでしたが、役作りに対しての鋭い感性と表現への情熱があってこその結果だと思います。時にユーモラスに、時にシリアスに、多彩な表情を見せる魅力的なパウバートになりました!」と収録の様子を振り返り、山田の演技に太鼓判を押した。
山田はディズニー作品への参加は今回が初めてとなるが、前作『ズートピア』は一観客として楽しんでいたようで、今回の決定を受け「”まさか自分がこの世界に入ることになる日が来るなんて!”という気持ちが一番大きかったです」と驚いたと明かした。
『ズートピア』の魅力について聞かれると、「ひとりひとりの個性が際立った設定になっていて、人間のように暮らしている動物たちの生き様みたいなものが描かれています。可愛いだけではなくて、キャラクターたちの深いところまで掘り下げられているところが魅力」とコメント。
さらにジュディとニックのバディについては「ジュディとニックにはひやひやする場面もあると思うのですが、”この2人だったらどうにかやってくれるのではないか”みたいな安心感もあり、応援したくなるようなキャラクターです」と本作では前作を越える最大の謎に挑む2人ならではのバディの魅力についても語った。
自身が演じるパウバートについては「すごく端的に言うと御曹司のイケメン・オオヤマネコです(笑)ある悩みも抱えているのですが、ジュディと出会うことで、ジュディの考え方とパウバートの考え方が一致して、捜査に協力していくという役どころになっています」と、ズートピアの謎に絡む重要なキャラクターになると明かした。アフレコ収録については、「悩みを抱えている部分をあまり見せない、御曹司なので穏やかに、かつ気品もあるところがパウパートの魅力のひとつだと思っているので、そこのバランスを意識しました。無邪気な部分もあるのですが、ふとした瞬間に見せる表情や声色を探りながら、慎重に演じさせていただいています」と丁寧にキャラクターと向き合って演じていると話した。
作品の公開を楽しみにしている方に向け山田は、「『ズートピア2』では、ズートピア誕生の秘話がついに明かされます。ジュディとニックの明るくて、かわいいやり取りにも注目していただきたいと思います。ぜひ劇場に遊びに来てください!」とメッセージを贈った。
『ズートピア2』は12月5日(金)より全国にて公開。






